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企業対談

2015.04

『需要家の満足が掴むべき実体』 TOTO 株式会社(4ページ目)

需要家の満足がすべて
 
 日頃使っていてもなかなか品質の高さって実感しにくいですが、家を建てたりリフォームをする時にあらためて気付く訳ですね。消費者の目で見ると日本は特にグレードが高いと思いますので、その中で生き抜いてきたってことは素晴らしい。
 

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TOTO 株式会社
社是「愛業至誠」

 社是にもありますが、ビジネスとはいえ私達も、販売店さんや中間流通の方、消費者の方、すべての人を裏切らないというのが大事です。お客様からの評価を得るためには長い時間がかかっているんですよ。TOTOがNo.1をとれたのは、自分達の技術の進歩もありますが、それをきっちり評価していただいたからです。これは自分一代ではなく、しっかり先輩たちの築いてきたものを受け継ぎながら作り続けている結果です。20年30年後を見据える、その連続性を大事にしています。
 
 では今後のTOTOの経営を考えた時に、これからも変えてはならないものとは何でしょうか。
 
 需要家の満足がすべて、これを忘れないことです。こと商品に関する価値観というのは自分達の技術の高さではない。消費者から見た価値の高さで計るものと考えています。進化させる技術はいつかの段階で消費者のニーズとマッチできる、ここまではしっかり研究者にやってもらいたい。若い研究者にはいろんなことをやらせたいです。他社に負けるつもりはありません。技術で負けるようになったらTOTOは終わりです。そこは絶対に譲れません。
 
 
100年後も生き残る鍵
 
 では変えなければならない事は。
 
 真のグローバル企業へとなることです。海外市場の売上高は全体の18%しかないのです。トイレなどの衛生陶器だけ見ればグローバル化と言ってもおかしくないくらい作っているのですが、ほか海外に展開できるものは沢山あってもまだ十分な売り上げになっていません。これをグローバル企業と言われるまでの規模に育てられるような体制や考え方、気持ち、議論できるような土俵を作ることが私の仕事だと思っています。
 
  十数年前から変化が大きいのはウォシュレットの数ですね。来日する外国人観光客も増え、日本のほとんどのホテルにウォシュレットがつきました。この3~4年では鉄道の駅やパーキングエリアのトイレが綺麗になりましたね。あれは道路公団の方々と一緒になってTOTOが最初に取り組みました。こうやって他の企業や団体の方々と議論しながらパブリックトイレはどうあるべきか、どうしたら綺麗を維持できるのかと考えています。綺麗なトイレの文化というのは、世界のおもてなしの1つに数えられます。オリンピックを待つまでもなく日本のトイレは世界で一番綺麗になると思います。
 
  他国ではTOTOというブランドがない中でも性能や機能でしっかり評価してもらいベースができました。やっぱりTOTOだねと思ってもらえるよう、世界のお客様との「絆」を作っていきたい。売れればいい、ではない。それがこれから100年生き残るベースになると思っています。
 

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