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企業対談

2016.07

会長×CIO対談 『現在の不納得で将来の納得をつかむ』 20 周年記念特別企画(2ページ目)

草刈(以下草) そうです。私たちのファンドは未来を作るというこだわりがすごく大きいんです。よく会長が仰っていますが、子供や孫の世代に良い世の中を残すのは大人の責任だということです。今のままで本当に良い世の中になると本当に言えるか、胸を張って子供たちに引き継いでいけるかが問われていると思います。今は豊かだけれども、それは莫大な借金で成り立っていて、そのツケは次世代へ先送り。世の中に対しての憤り、公憤がさわかみファンドの原動力となっています。
 
 そう。たとえば、我々の親世代は一生懸命子供達のために頑張って働いて、力強い経済ができていった。しかし現代の親は我々も含め、自分達の生活が不安、将来が不安と言って子供達のことを考える余裕もない。そんな社会に甘んじていいのか、おかしいだろう。政治がなんだと言う前にもっと気合いいれなきゃ。将来への責任意識がない。だから世の中に対してちょっとだらしないから頑張ろうぜっていうメッセージでもある。
 
  その時に自分の夢をもった自立心で、豊かに楽しく生きていく。それが集まったものが経済であり、社会。その社会に子供達を住まわせてあげたいっていうのが一番大きなこだわりだよね。
 

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 戦後すぐ、世の中が焼け野原から這い上がってみんなで成長した時代は良かったのですが、成熟社会になっても不安だ不安だとお金を抱えこんでいてもしょうがない。先ほども話に出たように、世の中にお金をまわしていこうというのがさわかみファンドのそもそものはじまりだと思うのですが、会長がヨーロッパにいた70年代80年代、ヨーロッパではそういった経済活動が行われていたのでしょうか?ヨーロッパも同様に焼け野原から這い上がったはずですが。
 
 そう、自分が原体験として経済の勃興期を見てきた。70-80年代にヨーロッパ・アメリカが成熟経済に移行して、世の中が様変わりしていく様子を見てきた。その中で行動した人としなかった人の差も感じてきた。当時の社会はひどかった。給料は増えない、不安は増える、財政赤字に色々な問題。政治なんかも止められないものがある。でも、まともな投資でもって財を成して、なおかつ生活基盤を安定させ、世の中に還元している人たちがもういるんだよね。このモデルはヨーロッパで感じとることができるけど日本にはない。事業を興してお金持ちになった人とか、不動産を持っていて資産がある人はいるけど、運用で財をなして経済を回している人はほとんどいない。日本も成熟経済になればいずれそうなると思った。不安を抱えればどんどんお金を抱える。だから今のうちに日本の人々にも長期投資を広めなければならないと考えたわけ。
 
 ビジネスにも同じことが言えますね。日本は世界の中でも長寿企業が多い。それは誇ることですが、裏を返せば一つの産業において企業の入れ替わりが少ないとも言えます。例えば、ビジネスで成功したので、その財を使ってファウンダーとして新たな産業の種を育てていくような文化がまだまだ未熟なように感じます。
 
 それはあるね。事業が成功した人の8-9割は自社株。だから常にパッと出せるお金があまりない。海外だとお金持ちは50億100億すぐに出せる。でも、お金が張り付いちゃってるのが日本のお金持ち。1,000億以上の資産はあるけど、すぐには5億も出せないって人ばかり。だから80-90年代で愕然とした。日本でも投資をしながらお金を動かせる、運用できるお金持ちを作ろうというのも、さわかみファンドがスタートした時に乗せた想いだね。限りなくプライベートバンキング的な投信。
 

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