意気揚々と生きよう!

2016.07

焚火のススメ

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 焚火は現代に残された唯一の男の嗜みである。どこかのハードボイルド作家の言葉のようであるが、私がこの頃よく思っていることである。フィギュア蒐集、鉄道模型、各種ギャンブル…女性から支持されない男性の趣味は数あれど、このエコの世の中で、焚火ほど理解に苦しむものもない。せめて薪ストーブであれば「住処を暖める」という役割があるため理解できるのだが。
 

 かつてのは私もそう思い焚火をする男性を「木を燃やして眺めるだけで非生産的だ。」と思っていた。これまでキャンプと言えば、トレッキングのベースキャンプ型であったが、家族構成が変わり、いつしかそこに山があっても出掛けなくなりすっかり滞在型のキャンパーとなってしまった。内心、忸怩たる思いもあるが、おかげでこれまで非生産的と思っていた焚火の魅力にすっかり憑りつかれることになった。目を閉じて想像して欲しい、とっぷりと暮れた闇の中、遠くから聞こえてくるのはフクロウの鳴き声。時折、パチパチと炎が爆ぜる音があたりの静寂を一瞬破るが、すぐにまたゆらゆらと揺れる炎が、暗闇をより一層深くする。見上げれば天の川が見えるほどの満天の星空のもと、炙った干し肉をナイフで少し裂いては口に放り込み、バーボンをちびり。そしてゴクリ。いくらかのアルコールが喉元を通り過ぎる頃、そこにある自然の中で自分が生かされているという感覚が湧いてくる…。
 

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109kg国太郎の意気揚々と生きよう!
企画部 西島 国太郎

 おっと、すっかり焚火の世界に入り込んでしまってこれが長期投資だよりの誌面ということを危うく忘れかけたが、それほど焚火の炎には人を惹き付ける何かがある。ウチの妻は新宿生まれ新宿育ちで、旅行から帰る度に「歌舞伎町のネオンを見るとホッとする」というかなりのシティ派である。目に見える虫は全部許せないウチの妻も焚火をすると自然とシェルターから出てくる。男の嗜みかと思っていたがあながちそうでもないみたいだ。効率性や生産性が求められる世の中だからこそ、アウトドアへ一歩踏み出し、ゆったりとした気持ちでゆらめく炎を眺め、未来の社会に想いを馳せてみる。本物の長期投資家ならきっと焚火を嗜むことができるだろう。




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