20周年記念感謝祭レポート

埼玉 2019.10.26 さわかみファンド20周年記念感謝祭実施レポート

さわかみファンド20周年記念感謝祭 in 埼玉・さいたま市大宮

開催日時
2019年10月26日(土) 14:00~16:00
実施会場
TKP大宮ビジネスセンター
参加人数
145名

埼玉・大宮会場の提供産品は?

今回の感謝祭は、私平谷の地元である埼玉県は大宮会場にやってまいりました。

当関東ブロック・チームでは、事前の告知エッセイにもあるとおり、地元産品を選んで消費することも地域社会貢献につながることを伝えるため、感謝祭懇親会の席上で、メンバーが選定に知恵を絞った地元産品を一品提供しています。

この大宮会場で提供させていただいたご当地の産品は、埼玉県川越市産のCOEDO(コエド)ビールです。

コエドビールをつくっている協同商事さんは「安心で安全で美味しい」をコンセプトに有機農業に取り組んできました。川越には昔から、土壌を健全に保つために麦を植え、それを収穫せずに土づくりのために麦ごと耕している緑肥という農法があるそうです。

「この麦を使ってビールをつくれないか?」ということから、コエドビールづくりがスタートしたそうです。さすがに緑肥の麦を麦芽にすることは断念されましたが、川越の大地で産まれたさつまいもを用いてビールを醸造することに成功しました。それが感謝祭当日皆さまに飲んでいただいた「紅赤」です。紅赤は、小江戸川越の金時さつまいもから産まれ、その風味と色にちなんで名付けられたそうです。

自分たちの土地で産まれたもので商品をつくり、その商品で繋がっている方たちへ感謝をこめて、毎年コエドビール祭りを開催していらっしゃる。そういった地域に寄り添い、つながりを大切にしている存在に惹かれ、今回の提供商品に選ばせていただきました。コエドビールにはブランドが全部で6つありますが、関東チームの社員で飲み比べをし、どの商品をお客さまに提供したいかを投票したところ、満場一致でこの紅赤が選ばれました。

長期投資文化興隆のため、ファンド仲間の声を届けたい!

今回の大宮会場は当初の想定を大幅に上回る参加予約をいただいた関係で、会場変更をし、広めの空間を確保しましたが、それでもそこには手狭さがあり、ご来場の方々にはご不便をおかけしました。この場をお借りしましてお詫び申し上げます。

さて、さわかみ一熱い男(!?)と呼ばれる佐藤の司会進行で、この大宮感謝祭は始まりました。感謝祭の前半は、参加者からの質疑と登壇者の応答によって会が進行します通称「自立勉強会」です。ご存知の方も多い当社のセミナースタイルですが、通常は2時間単位で、興が乗りましたらそれ以上続くこともあります。この度の感謝祭では全体2時間のうち前半1時間をこの勉強会で、後半を懇親会の席とさせていただき、ささやかな飲食の場を提供させていただきました。

今回の登壇者は、社長の澤上龍と会長の澤上篤人の二人です。通常より短縮された時間内での開催ではありますが、一度会場からご質問をいただきますと、二人合わせて10分近くお答えさせていただきます。なので結果としまして講義形式のセミナースタイルに近くなりますが、皆さまとても感慨深く、その回答内容に聞き入っていらっしゃいます。

時折、社長の澤上が「回答ペースを上げるように」と、いわゆる巻きを入れる発言をしますと、そこで笑いが起こります。それでも回答ペースが速まらず(たっぷり話す)ため、またさらに笑いが起こったりと終始和やかな状況でした。

勉強会の終わりには社長の澤上より、日本中に長期投資の文化を根付かせたいとの想いから、「皆さまがさわかみファンドをずっと持ち続けた理由は何なのか?」「相場の上げ下げに一喜一憂せずにじっくり構えてきた秘訣は何なのか?」「資産運用を経験し長期投資の本質をどう理解できたのか?」といった皆さまの様々な想いをビデオ・インタビューさせていただきたい旨をお伝えしまして、会の締めくくりとさせていただきました。

撮影にご協力いただきました方々の様子含めまして、この長期投資の成功事例を体験しているファンド仲間の生の声を、金融庁や投信協会に届けたいと思っておりますので、楽しみにしてください!

そしてお待ちかねのコエドビール・紅赤で乾杯をし、後半の懇親会へと移りました。

長期投資の理想像とは?

懇親会の進行中に「さわかみ投信の社員の方ですか?」と後ろから声をかけられて、振り向いたら女性のお客さまお二人が立っていらっしゃいました。それは今年20歳になった娘さんとお母さまでした。お母さまは娘さんが生まれた年からさわかみファンドを積み立ててきてもう20年。娘さんの名義で運用してきた素敵なお母さまと、そしてそのお母さまの背中を見て育ってきた次世代の個人投資家。これこそ、長期投資による財産づくりの理想像ではないでしょうか。

そのお母さまから「相場が下落時にただ積立投資を継続させるのと、思い切ってスポット購入をするのって、どっちがいいのかしら?」との質問を受けました。「一番理想的なのは、毎月コツコツ積み立てを継続し、余剰資金で下落相場時にさらにスポット購入されることだと思います」と、本日の登壇者張り(?)にお答えさせていただきました。

つまり、毎月の積立とスポット購入をうまく組み合わせることができたらいいですねということです!

相場が急落した際に買えるのかどうか、それは簡単そうでものすごい覚悟が必要ですし、私たちのような金融機関で働いている者でさえためらうことですが、ここに長期投資家としての存在意義、真価が強く問われているのです。質問してくださったお母さまも、過去に同様の経験があったらしく、私たち二人の答えに力強く頷いてくださいました。

懇親会の最後は、長期投資の文化が日本に根付くことを祈って一本締め!
埼玉のファンド仲間の皆さま、また10年後にお会いしましょう!

担当者プロフィール

直販部平谷早希子(左)・田中愛(右)

担当会場:埼玉
平谷:2013年5月さわかみ投信入社
田中:2019年5月さわかみ投信入社