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新型コロナウイルス問題により、移動や活動の制限、そして自粛によって経済が停滞しています。
特に飲食店、旅行関係や観光業の売上が減少しており、先行きの不安から株価も2月中旬から大きく下落しています。このような状況下でご縁の窓口の現場の状況をレポートします。

【最近のご縁の窓口の状況】

直近の一カ月で言えば、受電数は通常の約2倍になっています。理由は二つあります。
一つ目はお買付の注文、および久しぶりのお客さまからの買付方法のお問い合わせの増加です。
2008年のリーマンショックの時もそうでしたが、このような状況下で買付注文が増えることがさわかみファンドとファンド仲間との二人三脚を感じる瞬間です。ファンド仲間からの叱咤激励を受け、会社全体に気合が入っています。特にこのような大きな下げ相場で買付増加の対応を経験していない若手が嬉々として対応、直販部は熱気に包まれており、みんなの「よっしゃ!やるぞ!」という心の声が漏れ聞こえてきます。
二つ目は、最近の状況にご不安を感じ、今後どうしたらよいかというご相談です。
応対者の一人ひとりの心の中にあるのは次のようなファンド仲間の声です。
「リーマンショックの時に評価金額が下がり不安な時期もあったが、さわかみ投信を信じて、売らずに持っていてよかった」
弊社では長期(10年)でファンドをお持ちいただいているファンド仲間向けに感謝会を毎年開催しており、上述は、その感謝会でよくいただくコメントです。

私たちは、私たちの生活を支えている企業の株価が割安になったら応援買いし、割安が解消したら薄く薄く売っていく…これを愚直にやっています。その結果として今があり、上述のコメントにつながっていると考えます。経済のベースは人々の消費(生活需要)にあります。現在、世界人口は1日当たり約18万人のペースで人口が増えている換算です。そして、より良い生活をしたいという欲求が人々の中にあります。昨今、新型コロナウイルスをトリガーとした経済の冷え込みは、上述の大きな潮流の中で考えれば一時的なもの(長引く可能性はありますが)だと考えます。人類の叡智により新型コロナウイルスに対する対策は可能であると確信しています。しかしながら現状では、医療関係者、感染拡大を阻止および治療薬の開発に携わっている方や売上が大きく減少している中小企業の方のご苦労は計り知れません。大事なことは、将来のためにそれぞれの現場で、いまできることを精一杯やることだと考えています。私たちができることは、新型コロナウイルスをトリガーとした株価の暴落に対して、価値が棄損していないにもかかわらず、株価が下がっている企業の株式を応援買いすることです。
いま私たちにできることは何でしょうか? 新型コロナウイルスに感染しないように密閉、密室、密集を避けること、そして将来に向けた応援投資、加えて身近で贔屓にしているお店などで、テイクアウトによる応援消費をするのもおもしろいと思います。
こういう時だからこそ、いろいろな方と協力して乗り切っていきたいと切に思います。
(2020年3月31日記)。

直販部 ご縁の窓口班長 大野 敦久

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