Sawakami Asset Management Inc.

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弊社の運用損益別顧客比率2020年3月末時点の数値が出ました。
今年4月に本コラムでお話しした想定とは少し異なる結果になりました。

図の青色は運用損益がプラス、オレンジ色はマイナスを指しています。皆さまはこの図を見て、どのように感じますか?
「うわぁ~、やっぱりマイナスの人が増えてる!」
「3月はあんなに下げたのにプラスの人がこんなにいるの?」
様々な見方がありますが、直近(2020年3月末時点)では確かにオレンジ色の部分が広がっています。しかし本コラムで再三お伝えしてきたように、保有期間が短ければ多少の相場変動でも影響を受けてマイナスになりやすく、逆に長い方はプラスを維持しているということもやはり理解できます。3月末に多少相場が持ち直してきたことはありますが、8割以上のファンド仲間の運用損益がプラスという状況だったことは、冒頭でお話ししたように良い意味での予想外れでした。
毎年単年度で示されることが多いこの共通KPIを、このように継続して見ることで理解が深まり、単なる評価指標ではなく、資産づくりにつながる投資行動を生むと改めて感じます。
2020年3月、相場が大幅に下落する中、あるファンド仲間から「こんな時でも利益が出ていてありがたい」というお言葉をいただきました。その方は15年ほど前に何度かさわかみファンドを購入され、そのあとは必要なタイミングで売却されてきた方で、相場を特に見ることなくこれまできたそうです。グラフのファンド仲間についても、約半数がつみたて投資を継続されているというのも興味深い事実です。世で投資といえば慌ただしく売ったり買ったりするイメージをお持ちの方がまだ多いですが、長期投資・長期運用では必要ありません。長く続けること、そして相場が下がってもつみたてを続けるだけで長期の底力を存分に味わえます。

さて話は少し変わり、さわかみファンドが先日「R&Iファンド大賞(株式会社格付投資情報センター)」にて優秀ファンド賞を受賞しました。カテゴリーは「投資信託20年部門」です。下げ相場の中において、20年という最長カテゴリーにて選ばれたことは、ファンド仲間の皆さまにこれからも安心してお持ちいただける一つの材料でしょう。一方、この表彰の定量評価ではシャープ・レシオが採用されており、大きなリターンを得てもリスク(振れ幅)が大きくなると運用効率が悪いと判断されてしまいます。運用効率を上げることを否定しません。しかし運用効率を意識しすぎて、暴落相場で値下がりのしづらい企業の株式に乗り換えることよりも、将来価値の高まりを期待する企業の株式が相当に割安であれば、大きな値動きをしたとしても果敢に買いの姿勢で臨むことの方が大切です。なぜならばそれによって、ファンド仲間の将来の財産づくりと社会づくりにつながるからです。もちろん、この考えを実行していく上で、ファンド仲間のご理解と行動をなくしては結果は出せません。過去20年間でITバブル崩壊、リーマン・チャイナ・コロナショックと続いた結果、累積リターンがTOPIXの16%に対してさわかみファンドが112%という結果になったのは、ファンド仲間の皆さまのおかげでもあります。これからも30年40年とファンド仲間の資産形成と社会づくりにお役に立てるよう引き続き頑張ってまいります。

【直販部 中津 圭博】


「R&Iファンド大賞」は、R&Iが信頼し得ると判断した過去のデータに基づく参考情報(ただし、その正確性及び完全性につきR&Iが保証するものではありません)の提供を目的としており、特定商品の購入、売却、保有を推奨、又は将来のパフォーマンスを保証するものではありません。当大賞は、信用格付業ではなく、金融商品取引業等に関する内閣府令第299条第1項第28号に規定されるその他業務(信用格付業以外の業務であり、かつ、関連業務以外の業務)です。当該業務に関しては、信用格付行為に不当な影響を及ぼさないための措置が法令上要請されています。当大賞に関する著作権等の知的財産権その他一切の権利はR&Iに帰属しており、無断複製・転載等を禁じます。


 

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