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【計倉確定拠出年金部長へのインタビュー】
さわかみ投信では、さわかみファンドの直接販売業務以外に確定拠出年金の運営管理機関業務(以下、「DC業務」という。)を行っています。今月は、知られざるDC業務の舞台裏にフォーカスするため計倉確定拠出年金部長にインタビューしてみました。

▲(左から)確定拠出年金部 利根川 莉奈、計倉 宗州、新田 智洋

当社入社までの経緯

水上 今日は、計倉さんにDC業務を深堀りして聞いてみたいと思っています。その前に当社入社までの経緯を教えて下さい。

計倉 理由は大きく2つですね。1つめは、大学卒業後、地元関西で地域密着型の金融機関に8年程勤めていて、最後に在籍した部署が上司や同僚に恵まれとても刺激を受ける毎日で、非常にやりがいがあったんですね。ある意味、その部署の環境が良すぎたため、異動したら自分のモチベーションが維持できるとは思えなくなってしまったので転職の決意をしました。2つめは、2001年からファンド仲間として積み立てを続けており、転職を意識したころに自分の資産状況を確認したところ、何も考えずに積み立てていたさわかみファンドが一番増えていたんですね。投資したきっかけは投資先企業が全部公開されているので個別株売買の参考になるという不純な動機だったのですが、一喜一憂しながらちょこちょこ個別株に投資をしても増えないのに、なんで何も考えずに積み立てたさわかみファンドが一番増えてるんだ!?と、そこから当社に興味をもって、改めて過去の月次レポートを全て読み返して長期投資の考え方に共感し、当社が私の天職だと確信して、2ヶ月かけて“挑戦する想い”を書いて応募しました。想いが溢れすぎてA4に8枚も書いたのは、私ぐらいじゃないでしょうか?(笑) 天職と思ったので転職に関して心配はありませんでしたが、慣れ親しんだ関西を離れることがホンマに不安でした。

水上 計倉さんも他の社員と変わらず熱い入社経緯ですね。ちなみに私はA4で4枚でした。完敗です(笑)

 

DC業務って何をしてるの?

水上 DC業務の概要について教えてください。

計倉 DC業務として企業型確定拠出年金(以下、「企業型DC」という。)と個人型確定拠出年金(以下、「iDeCo」という。)を取り扱っています。企業型DCは、制度導入にかかるコンサルティング、導入後の継続投資研修の実施、手続き案内にかかるヘルプデスク等の業務を行っております。iDeCoでは受付業務をSBIベネフィット・システムズ㈱に委託しておりますので、当社ではお客さまからの相談業務に特化しており、手続き案内にかかるヘルプデスク、個別相談、セミナー等の業務を行っております。

 

企業型DCの導入まで

 

水上 今日は特に仕事内容を伝えたいのは企業型DCについてでしたよね?

計倉 はい。さわかみ投信がどのような想いで企業と二人三脚で制度の導入・運営に取り組んでいるか1人でも多くの方に知ってもらいたいと思っています。企業型DCを導入するには厚生局の承認が必要であり、申し込みから導入まで約半年かかります。

水上 えっ!? 半年もかかるんですか?

計倉 導入の意思を確認した後、その企業に合った制度設計を行い、従業員代表の同意を得た後に契約を結び、厚生局へ申請書類を提出し承認されるという流れとなっています。制度設計について事業主の方とやり取りさせていただくことが多いのですが、事業主の多くの方は、従業員の老後を憂い、給料を急に大きく上げることは難しいけど、その代わりに福利厚生の一環として従業員の老後のための資産形成に向けて環境だけでも整えたい、と考えられる方が多いように思います。企業型DCは、厚生年金に加入していれば導入することができるのですが、中小企業にはまだまだ浸透していないのが現状です。

 

中小企業に企業型DCが浸透していない理由

 

計倉 企業型DCは優れた制度にもかかわらず、中小企業でも導入できることがあまり知られていない理由ってわかりますか?

水上 う~ん。想像がつかないです。

計倉 企業型DCにおいて導入に係る労力は社員数が1,000人の企業でも1人の企業でも大きく変わらないんですよね。営業効率を考えると当然のことなのですが、企業型DCを扱う金融機関は、同じ労力なら社員が多い企業に導入することを優先するため、社員が少ない中小企業はコストに見合わないと放置されてきました。福利厚生をなかなか手厚くできない中小企業で働く従業員こそが、本当に資産形成が必要な対象であるにもかかわらず…。日本の企業の9割以上が中小企業であり、そこで働く従業員は一般生活者の代表と言えますよね。そこで、当社は一般生活者の方に企業型DCを利用してもらうべく、あえて中小企業の皆さまに向けて確定拠出年金事業を始めました。iDeCoと違い、企業型DCは企業ごとに導入するため従業員が自分で運営管理機関を選ぶことができません。従業員にとっては、自分の意思とは関係なくある意味強制的に制度を利用することになるため、投資未経験者に対しては特に丁寧なサポートが必要だと考えています。

 

投資未経験者をどうサポートしているのか

 

水上 サポートとは具体的にどういうことですか?

計倉 企業型DCを導入すると、事業主には従業員に対して継続的に投資教育を行う義務が課されますが、本業で忙殺される中、事業主が継続研修を主体的に実施するのは簡単なことではありません。そこで当社では、事業主からの要請を受けて継続研修を実施させていただき、従業員の皆さまから投資に対する誤解や不安を取り除き、自分らしいお金との付き合い方ができるようにお手伝いをさせていただいております。当社の継続研修は単なる金融知識の詰込みではなく、従業員の皆さまが長期投資を実践し、自立して堂々と生きていけるように伴走できればと考えています。

 

最後に一言

計倉 企業型DCは中小企業で働く従業員の皆さまにとって優れた仕組みだと思っておりますが、その認知度の低さから導入がなかなか進まない現状がとてももったいないと感じています。ささいな疑問でもお答えしますので、興味を持たれた方は是非、確定拠出年金部までご連絡ください。DC業務を通じて皆さまの財産づくりのお手伝いをさせていただきます!

水上 企業型DCの現場での取り組みが良くわかりました。本日はどうもありがとうございました。

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