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2013年11月14日訪問(名古屋市瑞穂区・本社工場)/運用調査部 坂本 琢磨

 

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モータリゼーションとともに
 
同社は森村グループの一企業であり、源流は愛知の瀬戸物(セラミック)にあります。主力製品は自動車向けのスパークプラグと呼ばれるもので世界一のシェアを誇っています。現在、世界の自動車保有台数は10億台以上、年間生産台数も8000万台を超えました。それに伴い同社のスパークプラグの生産本数も約7億5000万本という莫大な数にまで増加しています。
 
プラグはエンジンの着火に使われる自動車にとって不可欠なパーツです。使用環境もエンジンやその他システムの進化に伴い過酷になっていることから相当な品質が求められます。本ツアーでは、一つの不良品で信頼を失ってしまうシビアな世界でモノづくりをする同社の強みを確認できました。
 

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エンジンのスパークプラグ交換体験

その一つは、長い歴史により積み重ねられてきたノウハウやブランド力にあります。自動車関連事業本部長河尻様のご講演では、古くからカーメーカーのレースサポートをすることで開発技術・生産ノウハウを蓄積してきたというお話を伺いました。工場にある設備の多くは償却済みの古い設備で、サーキットの華やかさはありません。しかしながら、随所に同社のこだわりを感じることができました。外側電極の曲げ工程も内製設備で行っていました。この曲げ工程は電極の素材・強度に合わせた非常に繊細な力加減が要求されます。
 
同社がトップシェアを持つ最先端の貴金属プラグにおいても、十数年かけて生産技術を作り上げたそうです。自ら設備のメンテナンスをし、改造することで生産性を向上させているところは伝統的なモノ造り日本企業の香りがします。
 
また酸素センサー等のお話も頂きましたが、同社は今後も自動車を中心に高温センシングの領域においてエネルギー・環境の色が鮮明になってくると考えています。自動車の燃費規制やCO2排出量制限など環境規制が厳しくなる中、特殊な材料であるセラミックの可能性を追求し、燃料電池をはじめ社会に貢献できる技術開発に期待しています。
 
 

参加されたお客さまの感想
 
●車が好きでよく走るので、今回の見学でより一層車が好きになりました。また、プラグが好きになりました。汎用のセラミック製品を初めて知ることができて良かったです。昨今は、セラミック系潤滑油が大手さんで流行しているようなのでNTKブランドで、そういう製品がでたら良いなと思います。
●家庭用燃料電池の未来に期待をもっています。
●スパークプラグだけでなく、様々なセラミック製品を作っていることを知りました。森村グループの歴史を知ることが出来、企業の歴史を理解できました。
●電気自動車が今後伸びた場合の戦略が分らなかったので、今後の成長性について気になっていました。新規事業も含め、今後の対応策がわかりました。
●プラグが窯業でもある「焼式」「施釉」という工程をもって作られている事に感心しました。瀬戸に育ちましたが、同じ窯業でもこのような分野があることを再認識しました。

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