Sawakami Asset Management Inc.

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人に寄り添う良質な製品でアジアのライフサポート企業に飛躍
独自の共振する組織経営によるスピーディな決断で変化に対応

 

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 同社は、1963年生理用ナプキンの製造販売を開始以来、良質なデザインで生理用品を日なたの商品に変えました。81年ベビー用紙オムツ「ムーニー」、87年大人用紙オムツ「ライフリー」を発売。海外展開は84年の台湾を皮切りに90年代からアジア展開を加速して現在では海外現地法人35社80か国に展開し、海外売上比率は約6割にまで成長しました。中国では外資系流通に加え現地卸売業者を多数利用し内陸部まで商品を配架してきましたが、昨年はEコマース台頭への対応が遅れ成長が鈍化したため、流通在庫の調整と販売チャネル再構築を実行しています。
 大人用は海外でも外出時のソフト・ハード両方をケアする商品開発が支持され高シェアを維持しています。

 同社の強みはパルプ繊維加工と成型技術にあり、03年発売の超立体マスクではマスク市場を活性化しました。
 紙オムツ発売から35年を経て、国内では218億枚が生産されごみ処理が問題化しています。同社は、自社開発のオゾン処理方法で使用済み紙オムツからバージンパルプ並みの再資源化の実証実験を17年から鹿児島県志布志市と実施する計画です。同社の社会的価値のさらなる高まりに期待しています。

 

【ファンドアドバイザー 歌代 洋子 】

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