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企業訪問ツアー

2017.05

三浦工業株式会社

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三浦工業株式会社

北条工場(愛媛県松山市)

 

私たちの日常生活を裏で支えているミウラのボイラ製品。
今回はボイラを製造している北条工場と、本社にあるオンラインセンターを訪問致しました。

 

 

 

 

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◀ 13:40 北条工場見学

物流センター、薬品製造、電気制御盤製造エリアを各20 分ずつ見学しました。メンテナンス力の強いミウラは、ボイラに内蔵されている電気制御盤も自社製造されていました。
 
 
 
 
 
 
 
 
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左:電気制御盤製造ライン
中:自走式の重量物立体倉庫
右:軟水化に使う造粒塩の金属探知と重量検査
 
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◀ 15:15 本社ショールーム見学
軟水装置で作られた軟水を体験しました。機械遺産に認定された小型貫流ボイラ「ZP 型」をはじめ、歴代の貴重なボイラを見学しました。
 

 

 

 

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◀ 15:45 ご講演

原田取締役より、「ミウラの経営戦略」というタイトルでご講演いただきました。
 

 

 

 

 

 

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◀ 16:30 ZIS オンラインセンター見学

最後に、全国各地で稼働しているボイラを24 時間365 日体制で見守っているオンラインセンターを特別に見学させていただきました。
 
 
 
 
 

 

 

 


 

顧客と地域をワク沸クさせる

 
今回は道後温泉で有名な愛媛県松山市に本社を置くミウラグループの北条工場を訪問しました。城山公園の桜の開花にはまだ早くやや寒い日でしたが、地元の方を中心に他県からも多くのファンド仲間の方にご参加いただきました。
 
小型貫流ボイラのリーダー
 
 三浦工業は松山にて産業用小型貫流ボイラの製造販売会社として1959年に設立されました。この年に労働安全衛生法などの法令改正で小型貫流ボイラは無免許で使えるようになり、同社は法改正を受ける形で多管式の小型貫流ボイラを独自開発しました。ボイラのためだけに技師を雇用する必然性がなくなり、クリーニング店や豆腐店などの個人商店や中小企業から多くの支持を得ました。
 現在では、発電事業を除いた産業ボイラ市場の約70%は貫流ボイラで占められるまでに至っており、同社シェアは55%でトップの位置に立っています。ただ、シェアを伸ばすために商品を安売りして価格競争に勝っているわけではありません。同社のビジネスモデルとしての支柱は技術力とメンテナンス力です。同社の省エネ技術である多管設置システムにより顧客は燃料代と排気ガスを抑えられます。さらに、有償保守管理契約により販売後の機器の故障は未然に防がれ顧客は安心を得ることができます。近年話題となっているIoTのはしりであるオンラインメンテナンスは1989年から導入し、24時間365日機器を監視しサービスエンジニアと連携を取っています。現在メンテナンス事業は機器販売事業よりも利益率が高く同社の業績を牽引しています。
 
熱・水・環境への熱心な研究
 
 今回訪問した北条工場では、ボイラ組立ライン、物流センター、薬品製造、電気制御盤製造の4か所を見学しました。ボイラ組立ラインは、全長70mのコンベアが時速13mで移動し人の手によって流れ作業で組み立てられます。特徴は多品種少量生産であることで、自社のノウハウとアイデアを結集し顧客の求める商品を作っています。ここでは入念な試運転検査も行われていました。物流センターは、最大2,800台の製品を収納できる西日本最大級の自動倉庫であり、各営業所とオンラインで結ばれています。部品も全てバーコードにてオンライン管理され、全国へ迅速に発送できます。
 次の薬品製造では、軟水装置に関わる造粒塩の製造を見ました。ボイラには軟水を供給します。軟水とは、故障の原因となる硬度成分(マグネシウムイオンやカルシウムイオン)を取り除いた水であり、軟水装置によって作られます。軟水装置の中にあるイオン交換樹脂を通して硬度成分が取り除かれますが、樹脂には取り除いた硬度成分が蓄積されるため、それを再生するために定期的に専用の造粒塩が必要なのです。
 最後に訪れた電気制御盤製造では、ボイラの部品である電気制御基板を同社自ら製造している現場を見ました。自社で製造しているため、20年以上前に販売されたボイラ修理に対応することができます。これができるのは、高いシェアと故障の事前予測を背景に共通化した部品を大量生産し製造コストを下げて利益率を高く維持できる仕組みを持つ強みがあるからです。
 本社に移動して原田取締役より今後の経営戦略を聞くことができました。特に力を入れるのは海外戦略で、注目されるのは中国です。北京では今年4月から東京基準よりも厳しい排ガス規制が始まりました。このような環境規制は同社にとって大きなチャンスとなると考えており、着実にその準備を進めているとのことでした。
 
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松山まつりで示す郷土愛
 
 見学中のバスの中でファンド仲間から「ミウラさんの野球拳おどり、楽しみにしています」との声が掛かりました。毎年夏に松山市等が主催する松山まつりです。総勢150人のグループ社員が放つオリジナル演舞が観衆をワク沸クさせます。新卒採用では全国から応募がありますが、地元出身の社員が多いのは地元の誇りの企業として根付いているからでしょう。まさに日本の製造業が目指すべき収益性と地域貢献の両立を実現している様を体感するツアーでした。
 
【運用調査部 根本幸治】
 
 

 


参加されたお客さまの感想
 

●本日は、大変ありがとうございました。会社の落ち着いた感じがよかったです。ライバル会社としのぎをけずっているという感じではなく独自の道を切り開いて歩いてらっしゃるとの感じを受けました。
 
●市場がたくさんある!ということは発展の余地が十分にあると感じました。優秀な学生さんをどんどん集めてさらに発展させてください。個人株主でもあるので期待しています。
 
●地元で生まれ地元で大切にされている企業の人を大切にしているところに感動しました。できる人はグローバル化をにらんでいるのですね。
 
●施設の熱供給という、なくてはならない企業として頑張ってください。忙しい期末前にもかかわらずありがとうございました。
 
●創業者精神という原点をしっかり守り、改革すべきところを積極的に取り組んでいることが発展している要因であることがよく理解できた。モノづくりの良さ、大切さ、そして品質管理の重要さを認識した。
 
●魅力的な会社ですね。ずっと愛媛にいてください。
 
●初めて参加させてもらいました。水の研究を熱心にされていることが分かりました。今後のバラスト水に関する戦略をどうされるのか何かの機会に教えてもらえればうれしいです。今後も愛媛地区でもツアーやセミナーを増やしてくれるとありがたいです。
 
●若い人達にもっともっとボイラの良さ、利用方法等、宣伝してほしいです。
 




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