DMG森精機株式会社(6141)

世界最大の工作機械メーカーの誕生。
独自のビジネスモデルとIoTなどの収益獲得機会に期待。

 

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 工作機械は産業機械、自動車、航空機、エネルギー、精密機器、医療機器など様々な分野における部品加工で使われます。工作機械以上の精度でモノを加工することはできず、まさに製造業の要と言えます。同社は3代目森社長のもと、2009年より旧GILDEMEISTER 社(以下G社)と協業を開始しました。そして2016年にドミネーション・アグリーメントを締結し、本格的な一体経営を開始しています。G社は創業140年以上にもなるドイツの老舗企業であり、お互いの強みを組み合わせることで、製品開発のみならず販売や金融といった面でのシナジーにも期待できます。またDMG森精機のビジネスモデルは、他社では少ない、主軸ベアリングやボールネジなどの性能に影響する部品の内製化や部品ごとに加工方法を提案するエンジニアリングを含めた直接販売、自動車のように工作機械を製造する地産地消の生産体制などの独自色があります。

 インダストリー4.0のような新しい時流にも積極的に取り組んでおり、 “工作機械産業を理解する株主のために企業価値を高め、株主利益の拡大を図る”という考えの下、工作機械産業を牽引していく同社に今後とも期待したいと思います。
 
アナリスト 坂本 琢磨