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さわかみ投信が掲げる長期投資とは何かをご紹介してきましたが、投資と似た言葉に“投機”という言葉があります。
資産運用に馴染みがない方々からは「投資、投機って何?」というお声も聞こえてきそうです。今回のスペシャル記事ではそんな皆さまの疑問にお答えすると共に、私たちが実践する“長期投資”というものにさらに触れていただければと思います。

 

投機って何? 投資って何?

【投機とは】

言葉のとおり「お金を儲ける機会(チャンス)にお金を投じる」ことを言います。相場の世界は常に変動(価格が上下)するため、投機家はその一瞬一瞬で儲けるチャンスを見つけお金を投じます。値動きの傾向や価格形成のゆがみを分析しながら、相場の変動を利用し利鞘を取ることで利益(リターン)を得ます。

常に変動(価格が上下)する相場の世界に合わせ
投機家はその一瞬一瞬で儲けるチャンスを見つけお金を投じます。
まさに運と経験を頼りにする“狩り”のようなもの…

価格の変動/チャンス ( = 獲物の獲得) により利益を得ます。

 

【投資とは】

“資本”に対してお金を投じることを言います。ある人が起業するためにまとまったお金が必要な時や、企業が設備投資や研究開発のためにお金が必要な時など、将来の成長・発展の可能性に対してお金を投じることが投資の基本的な考えです。そして、自分たちが投資した企業が将来成長することで企業の価値が上昇し、それに乗じて企業が発行する株式の価格も上昇します。そうすることでお金を投じた株主たちは利益(リターン)を得ることができます。

人や企業の将来の成長・発展の可能性を見出し
投資家はお金を投じます。
まさに、畑 (企業や人)を一緒に育んでいく“農業”のようなもの

企業の成長 ( = 作物の成長)により利益を得ます。

 

投機はゼロサム、投資はプラスサム

投機と投資は似て非なるもので、ゼロサムかプラスサムかの違いがあります。

 

さわかみファンドが実践する長期投資ってどんなもの?

さわかみファンドは株式を中心とした運用を行っており、短期的な株価の変動を追いかけるようなことをせず、長期的な企業価値の成長に対して投資を行っております。

「株価に投資をする」とは?

株価は売買を繰り返されることによって市場で常に変動しており、日々のニュースや市場参加者の思惑によって、企業本来の価値を無視して動く場合があります。

「企業価値に投資をする」とは?

企業価値はその企業本来の実力を表すものであり、日々の企業活動から生じる売上や利益、設備投資や研究開発など将来の発展へ向けた土壌など、現在の企業の健全性や将来の成長性を示す企業の本源的な価値です。

私たちは株価ではなく企業の価値を見て投資を行い、さらに企業価値の成長を応援することにより長期にわたって再現性の高いリターンを実現してきています。当然、過去にはサブプライムローン問題やリーマンショックなど、時には苦しい時期もありましたが、そういう時にこそ私たちは市場の変動(=株価の暴落)に惑わされることなく企業の本来の実力をしっかり見極め、苦しんでいる企業を応援することで20年以上運用を続けてきました。

 


私たちは短期的な利益の追求を目指した運用を行うのではなく、将来の社会の発展のために日々努力している企業に投資して支えていきたいと考えております。それは、短期的な数字や結果には表れないものでありますが、長期的な目線で捉えた場合、めぐり巡って投資家の皆さま、投資先企業で働く従業員の皆さまやそのご家族、そして生活者であり消費者でもある私たち全員が豊かになるという考えであり、それが私たちの実践する長期投資です。

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