5月にファンド仲間の皆さまとの社会科見学ツアーで鹿児島県日置市とさつま町を訪れました。当グループの㈱自然エネルギー市民ファンド（https://greenfund.jp/）との共催で、千葉、秋田に続き3回目の見学ツアーです。「世の中にとってなくてはならない事業」について体感した旅でした。キーワードは「エネルギーの地産地消」。これを軸に見事に地域経済が循環しています。ひおき地域エネルギー㈱は「自治体新電力」と言われる新しい事業形態で、それまで年間40億円を超えて地域外に流出していた電気代の一部を地域内で循環することに成功。そして得られた収益の一部は「ひおき未来基金」として積み立てられ、地域の未来につながる事業に提供されています。一方、みずいろ電力㈱は自然の恵みの清流を活用して小水力発電事業を行っています。650世帯用の発電施設はほぼ遠隔制御されていて極めて洗練されたローテクで堅牢でした。鹿児島の地形は小水力発電に適しているとのことで、今後も意欲的に発電所の新設に取り組まれるそうです。発電所の壁には小口出資で支援を受けている全国のファンからの応援プレートが一杯で感銘しました。今後も社会科見学ツアーで実体経済を旅しますので、ぜひご一緒しましょう。
【取締役最高投資責任者 黒島 光昭】
【小水力発電所でファンド仲間と集合写真】
【泊野川小水力発電所が取水している清流】
【ひおきコンパクトグリッド見学の様子】
