
先日、家族旅行で初めてハワイに。観光名所となっているダイヤモンドヘッドトレイルを歩いていると、途中、岩山をくり抜いた坑道のような暗くて狭い道が。僅かな明かりで足元しか見えず、終わりが分からない道に、段々と恐怖感が募り閉所恐怖症の妻は危うく呼吸困難に陥るところだった。さて、復路で同じ坑道を歩くことに、意を決して坑道に踏み込んで頭を上げると、坑道の奥から一筋の光が差し込んでいた。おかげで坑道の全貌が分かったが、往路で約200mほどの体感だった道は、なんと実際は約40mに過ぎなかったのである。
私が体験したこの坑道での出来事は、多くの人が自身の人生で回顧する「後から振り返れば、大したことではなかったが、当時の私は暗くて長いトンネルがいつまで続くのかと思った」というよくある体験談と一致する。
私たちの人生は失敗の連続であるが、いちいち失敗を恐れていては何もできなくなってしまうため、多くの意思決定には「自分は大丈夫」という楽観性バイアスが働いている。おかげで極度の不安に襲われずに済んでいるが、いくら楽観的に構えても老後資金の不足は現実問題として避けては通れない。
国会では公的年金の見直しが叫ばれているが、iDeCoは自分で掛けた分を運用で増やし自分で受け取れるまさに自分年金である。政治に期待できないなら、今すぐにでも自分の将来を変えるiDeCo加入という選択を加えてはどうだろうか。「60歳になったらiDeCoを受け取れる!」という安心感が人生を明るく導く一筋の光になるだろう。そして、その光の先には、当社の経営理念の一つである「本格的な長期投資で世の中をおもしろくしていこう」の世界が広がっていくと信じている。
確定拠出年金部長 西島 国太郎
