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「家のモノを減らすのを仕組み化したい」。近年、仕事の現場でよく見聞きする「仕組み化」というキーワードが何度目かの断捨離熱に侵されている妻の口から我が家に入ってきた。仕組み化の定義は「業務やプロセスを標準化し、特定の人に依存せずに同じ成果を生み出せるようにすること」らしいが、我が家では消耗品以外の購入にあたり、必ず事前に「①互いに必要性を確認し ②すでに持っているモノで代替できないかを検討 ③同じ機能の古いモノがあったら先に捨てる」という仕組みが導入された。妻曰く、この仕組みで我が家は持続的にスッキリとした状態を保てるということらしい。

仕組み化にご満悦な妻の横顔を見ながら、ライフワークとなりつつある確定拠出年金のことが、頭をよぎる。改めて確定拠出年金制度を整理すると、「①さわかみiDeCoで口座を開く ②毎月の掛金額を設定し ③掛金の振り分け先の運用商品を選ぶ ④毎月自動的に口座から掛金が引き落とされる ⑤相場の変動に関係なく運用が続けられ ⑥60歳を過ぎて受け取れる年齢まで引き出せない ⑦結果として老後の資金づくりができる」というように、一度設定すると完全に「長期投資が仕組み化」される制度になっている。特に⑥の制約のおかげで、この仕組みは多くの人の老後の不安を取り除く救世主になり得るだろう。

さて、意識を我が家の断捨離の仕組み化に戻すと、当然、私にも意見はあるが、妻の機嫌を損ねて話が私のスリム化に向けた仕組み化の話になっても困る。断捨離は我が家のメシアに従おうとグッと言葉を飲み込み、そっと家を出て新しく見つけた飯やで炊き立ての銀シャリを楽しんだ。

【確定拠出年金部長 西島 国太郎】

 

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