
2024年度の挑戦では、「日本の地方から世界へ」という思いを胸に、エジプトとサウジアラビアへ高知県須崎市の伝統工芸品の刃物や竹細工を持っていきました。
しかし現地では、「扱いが難しいものは使われない」という現実的な課題に直面しました。
たとえばエジプトのホストファミリー宅では、刃物を洗ったあと水気を拭き取るようにお願いしましたが、日常の習慣として根づかせるのは簡単ではありませんでした。竹細工も、日本のように繊細に扱うことは難しかったのです。
この経験を通して、「日本の伝統をそのまま持ち込む」のではなく、現地の生活に溶け込む形で再構築することが大切だと気づきました。
そこから生まれたのが、「着物や浴衣の生地を使ったアバヤ※づくり」という新たな挑戦です。日常的に着られるものであれば、文化は自然と生活に息づく、そう確信しました。
※アバヤ…アラビア半島を始めとするアラブ諸国ならびにイラン他の非アラブイスラーム諸国におけるイスラミックな民族衣装

2025年3月、日本に帰国後は茶道の師匠に弟子入りし、毎週の稽古で日本の精神を学び直しました。同時に、地域の方々と相談しながら「着物や浴衣の端材でアバヤを作る」取り組みを始めました。
縫製経験のある3人のおばあちゃんが協力してくれ、30人以上の地域の方々が布地を探すのを手伝ってくれました。こうして「高齢者の知恵と技術 × 日本の伝統素材 × 中東文化」が融合した新しいアパレルブランドが動き始めました。
生地探しは大変でしたが、着付けの先生や茶道教室の仲間たちが協力してくれ、今では多くの着物や浴衣が集まっています。
まだ着られるものは大切に保管し、外国の方々にも着てもらえるようにしています。もう着られないものは、すべてアバヤへと生まれ変わります。
地域のおばあちゃんたちは「アバヤ」という服を知らなかったため、デザインの共有には時間がかかりましたが、少しずつ形になってきました。

2025年8月には再びエジプトへ渡航。現地で協力してくれる2名の仲間と出会い、ブース出展やブランド展開の準備を進めています。
さらに、エジプトやシンガポールのモスクを訪れ、実際にアバヤを着て現地の反応を調査。ヒアリングを通じて、生地の耐久性や素材選びの課題も明らかになり、「使える素材・使えない素材」の整理が進んだのは大きな前進でした。
チュニジアでは音楽や踊りを学び、アラブ文化を自分の歌手活動にも融合させる挑戦を続けています。
日本の伝統的な価値観とイスラムの考え方には多くの共通点がありますが、互いの理解不足が誤解を生んでいると感じています。
だからこそ、「イスラム教をより深く理解し、日本とアラブ諸国の架け橋になる」ことが、私の強い使命です。
私の挑戦はまだ始まったばかりです。
日本の地方から世界へ。挑戦する仲間たちと共に成長し学び続けたいと思います。

水戸 り~な
合同会社Reena 代表/ 高知県須崎市政策アドバイザー
『年齢、国籍、性別関係なく、共に学び、共に遊び、共に挑戦する未来を描いていこう!』そんな想いを胸に海外にも赴き、空き家活用やノマド・起業家を地方へ誘致する。

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