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「35億♡…あと5,000万人!」一世を風靡したブルゾンちえみのネタが、時空を超えて、中2の娘のクラスで流行っているようだ。姿見を前に何度も繰り返し振り付けとコメントを真似る様は、微笑ましくも滑稽で、いい酒の肴になっていた。

しかし、毎晩のように「くみちゃ~ん」と聞かされ、クオリティチェックを求められると、流石の私も段々とストレスに。しかも相手にしないと「くにちゃ~ん」と私の名前を入れ、しまいには「ダメリーマン!」とやってくる。それが妙に的を射ているのでイラっとする。勉強の方も、これくらいの熱意をもって取り組んでくれると、どんなに良いか…。「元気に生まれて来てくれさえすればいい」と思っていた頃から考えると、私も随分と欲が出てきた。

欲と言えば、長期投資の世界は常に際限ない欲と美意識のせめぎ合いである。投資を始める時は「預貯金に預けておくよりはマシだと思って。少しでも老後の不安が解消できれば…」という思いだが、上昇相場に身を置いていると、いつの間にか「もっと儲けたい」という気持ちが大きくなる。本当は世の中にとって必要な企業、残したい企業に投資をしなきゃいけないとは分かっているが、無意識の欲の強さは美意識を凌駕するようだ。

ありがたいことに、確定拠出年金は毎月コツコツ積み立てる仕組みのため、相場の天井で高値掴みするといったリスクは小さい。逆に、自分が老後を迎える未来の社会に、必要とされる企業に長期投資できるのは、途中引き出しができない確定拠出年金の良さなのではないか。「花はぁ、自分からミツバチを探しに行きますか?…探さない。待つの♡」長期投資の大輪を咲かすには、美意識をもって投資し、ゆったりと構えて待つくらいの気概でいたい。

【確定拠出年金部長 西島 国太郎】

 

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