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【岡澤正信(直販部)へのインタビュー】
今月は、長野県の地方銀行から50代目前で当社へ転職してきた岡澤(直販部・ご縁の窓口グループ)に、20代の頃から思い描いていた夢の実現に向けた想いについてインタビューしました。

長野県で過ごした青春時代

水上 岡澤さんは、長野県の地方銀行から当社へ転職されましたが、長野県で育ったのですか?

岡澤 はい。長野県の片田舎に現在も実家があります。高校時代は、自宅から善光寺近くにある学校に片道約20㎞の道のりを3年間自転車で通っていました。自転車でバスを追い抜いたこともあるのですが、トップスピードは時速40㎞前後出ていたと思いますね(遠い目)。

水上 うそでしょ!? 電車とかバスをなぜ使わなかったんですか?

岡澤 バス通学で往復1,000円/日のバス代がかかるのですが、それを貯めてくれるよう親にお願いして、もしも現役で大学に進学できたら、まとまったお金として100万円をもらう約束をしたんです。おかげさまで無事合格し、その100万円をもらい、部活の費用にしました。使わずに残ったお金は郵貯に預けておいたのですが、大学卒業後しばらくしたら元金が倍になっていたので、複利効果の凄さを実感しましたね。

水上 そうか! 岡澤さんの若い頃はまだ金利がしっかりあった時代でしたね。預貯金で複利効果を実感できたのは、今となっては貴重なご経験ですね。

 

地元の地銀への就職

水上 どうして地元の地銀に就職したのですか?

岡澤 大学は長野県外に進学したのですが、就職にあたっては、地元長野に帰って地域経済活性化に貢献したいとの理想に燃えていました。実際のところ自分は何が得意なのか、何が好きなのかよくわからない状態でしたので、幅広い業種や個人と繋がりを持てる金融方面に行けば何かが見つかるような気がして、地元の地銀に就職しました。

水上 銀行で働いていた時にどのようなことを感じられましたか?

岡澤 債権者(銀行)の立場で、債務者(企業)と向き合うこととなりました。私は経営が苦境に陥っている企業の経営改善計画を企業とともに策定することが多かったのですが、地元の銀行の人間の想いとしては、地元の企業に良くなってもらいたい、頑張ってほしいという気持ちでお手伝いさせていただきましたが、企業によってはどこか他人事・銀行任せにされているように感じることも多く、地域経済を活性化させるには個人としての限界を感じることが多くありました。2001年からさわかみファンドで積立投資をしており、澤上社長(当時)のレポートを毎月欠かさず読んでいて自助自立の精神を学んでいたこともあったがゆえに、歳を重ねるごとに銀行での仕事を通じて自分のやりたいことが達成できるか、よく分からなくなることも多くなり、悶々とする日々が増えていったように思います。

 

さわかみファンドとの出会い、
そして転職への決意

水上 さわかみファンドを知ったきっかけを教えてください。

岡澤 1990年代後半、銀行も投資信託を販売するようになりました。私自身も販売業務に携わっており、自分が買ってみて良いと思える商品をお客さまに推奨したかったので、複数のファンドを保有していました。当時、投資信託を買うためには3~4%の販売手数料を支払うのが当たり前でしたので、販売手数料が無料の投資信託が存在するのか調べたところ、自分が把握できたかぎりでは、さわかみファンドが当時は唯一の存在でした。投資家フレンドリーなファンドもあるものだなと気になっていたところ、日経新聞でファンド紹介の記事を目にしたことをきっかけにして積立投資を開始しました。銀行での仕事が忙しくなり、ファンドの動きはしばらく放っていましたが、月中に郵送されるA4用紙2枚程度の文字だけのレポートは欠かさず読んでおり、レポートが読みたいから積み立てしていたようなものです。

水上 どうして積み立てを続けることができたのですか?

岡澤 積み立てを始めて2~3年経った頃に初めて残高を確認したところ、基準価額が7,000円台になっており損失が出ていましたが、毎月のレポートを読んでいたおかげで全く気にならず放っておくことができました。特に、当時の澤上社長からの言葉で、債券や預金と異なり、株式への投資というのは企業への投資であり、企業は世の中の変化にキャッチアップし進化していくことができるんだということをおっしゃられていて、それがとても心に刺さりました。世の中に必要とされる企業への長期投資は、その企業価値の高まりとともに報われるものであるという確信に近いものが芽生え、長期投資という考え方が地域経済を活性化するための起爆剤になるのではないかと思うようにもなっていきました。自分の地元である長野県に住む人に必要なものは、長期投資という考え方であり、その実践にあると思うという考えに至り、銀行員生活25年の節目に転職することを決意しました。

 

ご縁の窓口グループのおもしろさ、
働いていて感じること

水上 ご縁の窓口グループで働くおもしろさはどのようなところにありますか?

岡澤 さわかみファンドは投資信託という金融商品ですが、単なるお金儲けのための道具ではないという感覚をお持ちのお客さまが圧倒的に多いと感じています。ファンドに対して愛情を傾けられているといえばいいのでしょうか。全国のお客さまとお話する中で、さわかみファンドを通じた長期投資の実践によって増えたお金でこんなことができたよとか、こんな夢にむけてさわかみファンドで長期投資をしているのだという声を聞けるのが何よりも励みになります。

水上 当社で働いていて感じることはありますか?

岡澤 長期投資というキーワードで様々なことを実現されているファンド仲間と話してみると、こんなにも素晴らしい出会いがあるものだと実感しています。その点は銀行で営業していた時のお客さまとはまるで異なります。自分のお金だけを増やせばいいという目線ではなく、誰かのために何かをしたいという方が圧倒的に多く、日々刺激を受けています。

 

今後挑戦していきたいこと

水上 これからはどのようなことに挑戦してみたいですか?

岡澤 20代の頃に描いていた、地元長野県の経済活性化の夢の実現を50代の今、さわかみ投信での仕事を通じて挑戦したいです。さわかみファンドを通じた長期投資を知った上でやる、やらないは、個人の判断となりますが、知らないというのはあまりにもったいない。自分という人間を育んでくれた地元であったり、仲間であったり、身近な人に自分が心から良いと思えるさわかみファンドを通じた長期投資の実践というものを、できる限り多くの皆さまに伝えていきたいです。自分の活動が長野県の活性化に繋がるのであればこのうえない喜びです。長野県の人から電話がくるとテンションがあがります。いつでも岡澤をご指名ください。

水上 岡澤さんの想いが1人でも多くの皆さまに届くよう一緒にトライしていきましょう。本日はどうもありがとうございました。

▲山本(直販部、写真右)と共にセミナーを準備している岡澤。

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