キリンホールディングス株式会社(2503)

19世紀に歴史をさかのぼる総合飲料メーカー。
消費者のニーズに合わせた商品を次々と開発。

 「消費者のこれが欲しかった!」をかなえてきた総合飲料・医薬メーカー。同社は顧客のニーズに合った商品を次々に投入してきました。例えば、「麒麟淡麗〈生〉」は、国内大手ビールメーカーで初めて大麦を副原料として使用、発売初年度に発泡酒市場で50%以上のシェアを達成しました。また、道路交通法が改定され飲酒運転への処罰が強化されてノンアルコールビールの需要が広がった後、2009年に“世界初、アルコール0.00%”の小数点第二位まで事実を表示して安心感につながる事実を表示する「エビデンスマーケティング」の商品を投入しました。近年では、消費者が量よりも質を重視する傾向から、「スプリングバレーブルワリー」、「グランドキリン」、新規アライアンスの「ブルックリン ラガー」を柱に、クラフトビールで付加価値のある製品を生みだそうと心がけています。主力製品がたくさんあり、順次新製品を開発して、一つの製品に売上が偏っていない点でも投資先として魅力的です。2026年に完全導入予定の発泡酒とビールの税率が一本化される酒税改定など、様々な事業環境の変化が想定される中、消費者から選ばれる商品で勝負するキリンを応援したいと思います。

【アナリスト 大岩 賢】