Sawakami Asset Management Inc.

CONTENTS
# タグリスト

今回ご紹介するのは広島県在住の黒川様。地元の農協で働きながら3人のお子様を育て、現在は農業と不動産業を営むファンド仲間です。

投資のきっかけ

投資を始めたのは2001年。きっかけは黒川様のお子様が勤める会社の社員さんから。その社員さんは東京からUターンで広島へ帰ってきたのですが、あるとき黒川様のお子様へ、「これから金利が上がらないので貯金だけではお金は増えていかない、投資も考えたほうがよい」と言われたそうです。そのときに“さわかみファンド”のことも教えていただき、まずは黒川様のお子様が、そしてお子様の紹介で黒川様もさわかみ投信とのお付き合いが始まりました。

やると決めたら行動の早い黒川様。投資ははじめての経験であったため、いろいろな本を読み、証券会社などが主催する勉強会にも参加し投資について知識を深めていかれました。当時広島で開催していた弊社の勉強会にも高速バスで2時間かけて参加され、『投資は長期投資があたりまえ』、『短期のマーケットの値動きは気にしない』、『価値のある企業の株価が下がっているのは安く買えるチャンス』等々の長期投資の考えをどんどん吸収していきました。
結果的に2007年のサブプライム問題前頃には、資産額が投資した金額の約2倍に増えたそうです。

お金が増えていくイメージ

黒川様がすごいのはここからです。増えたお金を元に地元広島で戸建の不動産を買い、当時あまりなかった家族世帯向けの一軒家の賃貸の不動産事業を行いました。
いくらお金が増えたといっても「不動産を個人で購入することは怖くなかったのですか?」とお聞きしたところ、「田舎では一軒家を自分で持つことが多く、空き家はあっても、賃貸できるところはあまりありませんでした。ただ子供がいるなどの理由で、賃貸で一軒家を探している人が多いことは知っていましたし、そのような方の困りごとを解決してあげればいいな、との思いではじめました。もちろん少し不安はありましが、きちんとした物件を選べばよいと思っていましたし、さわかみファンドのおかげで長期的にはお金が増えていくイメージが持てましたので決断することができました」とのことでした。

経験が財産

当社の勉強会や創業者の著書等で、投資はただお金を増やすことを目的にするのではなく、世の中の課題を解決することを通じて結果的にお金が増えて返ってくることであるとの考えについて黒川様自身も十分に納得されていました。
「さわかみファンドをはじめてからも、いろいろな投資を行いました。もちろんうまくいかないこともありましたが、すべて経験として私の財産になっています。
50歳を前に子供達がみな就職し、親の介護等もあったため会社勤めは辞めましたが、まだまだお金は必要だった頃にさわかみ投信に出会い、長期投資の考えを知れたことに本当に感謝しています。もし長期投資の考えを知らなかったら、現在もお金について不安を感じながら生活していたかもしれません。」

現在も『投資は長期があたりまえ』、『お金をどこに置くのが世の中にとってもよいのか』を意識しながら生活&投資されているそうです。
「長期投資を知ってよかったことは、投資が特別なことではなく、生活と不可分なことだと知れたことです。これからもファンド仲間とともに無理せずに長期投資を行っていきたい」と楽しそうに話されました。
最近は近所の主婦仲間と一緒に作っている手芸品をWEBで販売できないかと、研究中ということです。

年齢にかかわらず、新しいことにもどんどん挑戦しておられる黒川様。お話し中もさまざまなことに話題が広がり、やりたいことはまだまだいっぱいありそうで、本当に若々しい印象を受けました。

長期投資の醍醐味

最後にさわかみ投信に言いたいことはありますか?とお聞きしたところ、「地方でも投資を考えている方は多くいると思います。私もまわりの方へ伝えています。大変だと思いますが、引き続き地方でも勉強会を開催し、長期投資の考えを広めてください。」とのことでした。

ガツガツしない投資との距離感や、よい世の中の実現を意識した投資を実践中の黒川様のお話をお聞きし、私も嬉しくなりました。黒川様のようなファンド仲間にお会いできることも長期投資の醍醐味です。長期投資は時間をかけて実践していきますが、その過程も楽しみながらこれからも長期投資を世の中へ伝えていこうと思います。
今年もいろいろな場所で勉強会を行います。お会いした際に、皆さまの長期投資についてお話をお伺いできるのを楽しみにしております。
【管理部 金高 由典】


黒川 敏子 様

2001年からさわかみファンドをはじめる。長期投資家歴17年。
さまざまな投資を経験するも、軸は常に長期視点。

関連記事
RELATED

「ファンド仲間の皆さま」の他の記事
OTHER