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2017年開催の勉強会で、とても心に残ったご夫婦がいました。懇親会の席で旦那様が目をキラキラさせながら念願のバスの運転手になったお話をされ、隣で奥様も「仕事が休みの日は、旦那が運転する路線バスを調べて乗りにいくこともあるの!」と、これまた楽しそう。投資の勉強会は一般的には難しいイメージなのに、楽しそうな人生が垣間見られるさわかみ投信の勉強会が、私は大好きなのです。その後、当社のダイセキ企業訪問ツアーで再会し、思わずその場でインタビューを依頼しました。今回は、ファンド仲間歴2年の杉浦夫妻をご紹介いたします。

さわかみとの出会い

ファンド仲間歴は浅い杉浦様ですが、さわかみ投信との出会いは、お二人がまだ出会う前の1999年。さわかみファンドが生まれた年です。奥様がマネー雑誌で“あの澤上篤人が自分で会社を作った”という見出しを見たことでした。「“あの”って書いてあるけど、澤上篤人って誰だろう??」 不思議に思ったまま時が過ぎ、2017年に書店の店頭に貼り出された出版記念セミナーのポスターに澤上篤人の名前を見つけ、18年前の記憶が蘇ったそうです。素晴らしい記憶力です。その出版記念セミナーに出席され、話の内容に惹かれた奥様の勧めで後日ご夫婦で半蔵門本社のセミナーに参加。その後、杉浦夫妻はファンド仲間の一員となり、たびたび勉強会やイベントに参加されています。「さわかみ投信は、私たちにとってクラブ活動みたいなものです。懇親会では、人生の先輩から投資の仕方や考え方を教えていただけます。長期投資の考えは視野の広がりを感じます。以前龍社長が投資信託の話を歴史から教えてくれたのですが、戦後から話してくれて…。日頃、戦後のことを考える機会はないので、視野がぐんと広がってとてもいいなと思います」

杉浦夫妻、詐欺に遭遇

実は、杉浦夫妻は当社のセミナーに参加する前月に詐欺団体に遭遇しています。信頼のおける友人の紹介で“年○%儲かる!”といったお話を夫婦で受けたとのこと。旦那様は、自分の信頼する友人の勧めでその団体の勧誘員と年齢が一緒ということで運命的なものを感じ大いに盛り上がる中、奥様は冷静でした。その場で勧誘員に利益の源泉について質問し、回答があやふやだったことを不信に思い投資を見送りました。後日、その団体は逮捕されたそうです。危機一髪でした。

この話を聞いて私は、詐欺に遭遇した翌月によく当社のセミナーに来て信頼していただけたなと驚いてしまいました。その疑問をぶつけると、「以前、私の勤務先の株価が機関投資家により不当に売られて1/10に急落したことを目の当たりにしたことがありました。なので、きちんと調査した良い企業を、安いときに買って高いときに売るという話がすっきり理解できたのです」とのことでした。これまでの経験に照らし合わせて長期投資を納得された方には、安心して信じて託していただけるのだと感じました。

人生楽しんでなんぼ!

人生を楽しんでいるお二人。インタビューを通じて、旦那様が少年のような心を持っていることが分かりました。念願の飛鳥Ⅱのクルーズの出港時、船上から見知らぬ見送り客に大声で「行ってきまーーーーす!戻ってきたときにまた来てくださいねーーー!!!」と手を振ったそうです。出港後、そんな旦那様は船の中で大人気!いろんな方から食事に誘われ、すぐ仲良くなってしまったそうです。

驚いたのは、昨年のさわかみファンド運用報告会で、懇親会で意気投合したお客さまとその後勢いで飲みに行かれたとのこと。そこで、「お客さま同士で飲むなんて、さわかみにしかできないよねーという話をしていたんですよ」と教えてくださいました。さわかみ投信をきっかけとしてファンド仲間同士が飲みに行っているなんて私は想像したことがなく、さわかみファンドが心通うファンドに育っていることがとても嬉しくて、インタビュー中に少し泣いてしまいました。

私たちはたくさんの企業に支えられて生きています。朝起きてシャワーを浴びてご飯を食べて電車に乗る。これだけでも何千社、何万社といった企業が関わっているはずです。そんな企業を応援する気持ちで投資するのは、よく考えると特別なことではありません。「さわかみ投信は私たちにとってクラブ活動」と言う杉浦夫妻にとって、投資は日常のことです。インタビューを通じて、投資が日常の一部だと気づいた瞬間に投資への不安はなくなるのかなと、ふと思いました。これからもさわかみファンドを通じて、投資の素晴らしさに気づき、たくさんの笑顔が生まれるようがんばってまいります。
(情報システム部 兼 プレゼンター 江藤)


杉浦夫妻

東京都在住。「私たちは人との出会いに恵まれているの」とおっしゃる杉浦夫妻。きっと人懐っこいお人柄が、素敵な出会いを惹きつけているのだと思います。

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