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【三角朱美(直販部)へのインタビュー】

『長期投資は世の中の不平等の起伏を平らにできる唯一の方法であると考える。なぜならば、私たちに与えられた唯一の平等は時間だけだからだ。私は、誰でも自信を持って「これは私の人生だ」と言える世の中にしたい。大金持ちになろうというわけではない。選択肢が持てる世の中であってほしい。私はこの会社で働き、それは夢ではないと知っている』。これは2019年11月に契約社員から正社員へ挑戦する際、三角朱美が社長に提出した“挑戦する想い”の冒頭の一節。今月は彼女のこの想いに迫ります。

▲左:直販部 三角朱美 、 右:取締役直販部長 水上 成憲

なぜこのような想いに至ったか

水上 三角さんの当社への“挑戦する想い”を初めて読んだ時衝撃が走ったよ。普段はどちらかというと引っ込み思案のようにも感じられる三角さんの中に、こんなにも熱い想いが秘められているなんて思わなかったから。

三角 恥ずかしいですね。

水上 ギャップが大きいよ(笑)なぜ、このように想うに至ったのだろうか?

三角 育った家庭環境と当社に入社するまでの経験が大きく影響していると思います。

 

母子家庭で育って

三角 母子家庭で、平日は母と姉との三人暮らし。週末の夜になると、母は掛け持ちのアルバイトをしていたため、祖父母の家で生活し育ちました。不自由をした記憶がないので貧乏という感覚はありませんでしたが、おしゃれで綺麗だった自慢の母が、自分にお金をかけなくなっていったことを寂しく感じた記憶があります。自分にかかるお金は極力自分で稼ぎたいという思いから、バイトができそうな学校ということだけで高校を選び、バイト三昧の日々でしたが、元々の考えすぎる性格がたたり、高校生活後半に精神的なバランスを崩し、バイトをやめ、不登校な時期もありました。三年生の秋に問題を起こしてしまうのですが、家族の誰も私を責めることはなく、その後すぐの18歳の誕生日に「無事に18歳を迎えてくれてうれしい」とだけ書かれた祖父からの手紙を見て、その時に私の命は私だけのものではないと気づきました。それは、家族が生きているうちはなんとか生きていかなくてはいけないと心に決めた出来事でした。それから、バイトを辞めていた分働くために、高校3年生の18歳を迎えてすぐ水商売に足を踏み入れました。紹介してくれた友人を含め、学生ながら水商売に足を踏み入れたのは、皆、片親家庭の友人たちでした。自ら選択して働いていましたが、そんな風に生きていくことが当たり前だと皆が考えていたと思います。家族には愛情たっぷり育てて貰いましたし、辛いと思ったことはないです。ただその頃から、加速して家庭環境が交友関係や価値観へ影響していったと思います。

水上 このまま長期投資だよりに載せてもいい? ありのまま世の中に伝えたい。

三角 構いません。世の中には、私と同じような境遇の方が沢山いると思います。一人でも多くそのような人たちに長期投資という存在があることを知ってほしいと思っていますので、ありのまま載せてください。

 

高校を卒業して

三角 卒業後、地元九州でアパレルの職に就きました。給料は手取りで10万円程度でしたので、社会人になってからも掛け持ちのダブルワークをしていました。何もできないのだから、時間をできるだけ時給に変えて生きていくことしか私には選択肢がなく、一生そうやって生きていくのだと思っていました。

水上 家庭環境や交友関係が三角さんの価値観・人生をそのように規定し始めたのだね。

三角 その後上京し、生命保険のコールセンターに勤務しながら、夜はクラブで働いていました。

 

銀座のクラブで働いて

三角 コールセンターで働く傍ら、ご縁があり夜は銀座のクラブで働いておりましたが、それは本当に私の人生で欠かすことのできない人生勉強となりました。

水上 マジ!? 銀座のクラブで働いてたの!?

三角 水商売では普段、話すことのない立場・職業の方のお話をたくさん聞くことができ、いろいろな経験をさせていただきました。当時の私は、自分にはそういった方法でしか違う世界を見ることができないと思っていました。しかし、人の力や財力に依存してしまうことが怖くなったこと、また、ずっとダブルワークを続けており、体調を崩すことが多くなっていたため、自分の人生を振り回してきた最大の敵であるお金のことを知らなくてはこのまま私の人生は潰れてしまうと思い、学歴がなくても応募ができたネット証券のコールセンターの門を叩きました。面接で「このままでは人生が終わると思ったので、一番苦手な金融へ挑戦したく面接に来ました」と、正直に志望動機を話し、なんとか投資の世界へ一歩足を踏み入れることができました。

 

投資の世界を知りわかったこと

三角 投資の世界を知り、これは“貧困が生む貧困”の連鎖を断ち切ることができる方法だと思いました。当時は短期売買しか知りませんでしたが、さわかみ投信に入り、長期投資を知り、さらに希望を感じました。生きることへのモチベーションは「なんとか生き延びたい」から徐々に「自分の人生を強く生きたい」に変わりました。長期投資という理念に心から共鳴することができ、長期投資という考え方に私自身は救われました。お金という敵に追い回されていた日々は遠く昔に感じられ、今は毎日希望に溢れており、未来を変えることができると本気で思って働いています。私自身の胸が軽くなったように、誰かに希望を持っていただけるよう長期投資を世の中に発信したいと思っています。

 

挑戦する想い

水上 最後に三角さんの“挑戦する想い”で自分が熱くなった一節を紹介してインタビューを終わりにするね。

三角 はい。

水上 『自分も働きながら、お金に働いてもらい、人生を楽しむ少しの余裕を作る。水道、ガス、電気のように当たり前の中に資産運用が並ぶ時代を私たちが作っていく。加えて、資産運用のみでなく、長期的に物事を考えるということを広く知ってほしいと思っている。私が一番強く思うことは、未来を担う子供達に選択肢のない人生を歩んで欲しくないということである。お金により人生を決め、命を握られ、人生を諦めてほしくない。大人になるまでの間に、将来を短絡的に考え、人と比べては絶望を感じてしまう時期は少なからずある。それを乗り越えるためのひとつの方法として、長期的に物事を考えるということを知って欲しい。選択肢を奪われた子供たちの心には必要のない悲しみや、怒りといった感情が生まれる。その感情によって心まで貧しくなってしまわぬよう、夢を見ることのできる世の中作りをしていきたい』

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