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【原田 治宜(直販部)へのインタビュー】
2022年最初の社員インタビューは、さわかみ投信初の介護事由により広島で在宅勤務中の原田に、地元での活動の想いを聞きました。

広島での在宅勤務で変わったこと


水上  東京圏外に住みながら、さわかみ投信で働くという経験ができるのは、今のところ世界で唯一原田さんだけですが、生活環境にどんな変化がありましたか?

原田 一番は、超高齢者である両親が交通事故を発生させてしまうのではないかという心配が減りました。日々他人を事故に巻き込み、家を失うかもしれないという不安にさいなまれていたのですが、それが減って気持ちがかなり楽になりました。

水上 大きな心労を抱えながらもそういった姿を皆に見せずに、ひたむきに仕事に打ち込んでいらしたんですね。

原田 はい。あと、通勤途中でのストレスがなくなり、心に幾分かゆとりをもてるようになったことでしょうか。特に、通勤途上での電車での椅子取りゲームに参加しなくてよくなったことです。

水上 椅子取りゲーム?

原田 普段、少ししか席が空いていない場合は座らないのですが、ある日、同車両の隣の入り口から車内を走って来た人が自分の目の前の空いている席に座ったのでムッとし、翌朝からその人がいると大人気なく競って、その人が座りそうなところに座っていました。

水上 大人げない…(笑)でも、東京の通勤電車の中ってホント殺伐としてますよね…気持ちはわかりますよ。

 

さわかみ投信に入社したきっかけ


水上 当社に入社したきっかけを教えてください。

原田 中国市場が脚光を浴びていた2005年に、ある講演会に参加しました。中国投資ファンドの商品提供者である運用会社とその商品販売者である証券会社が、各々の立場から中国に関する今後の展望に関する発言に始終していたのですが、唯一、商品の購入者である顧客視点に立った澤上篤人元会長の発言を聞いてどんな会社だろうと思い、その翌日HPで検索したところ、さわかみ投信が本来あるべき金融機関の姿だと心底思いました。お客さまに向き合って仕事がしたいという気持ちが抑えられず、その時の私は広島の保険会社で働いていたのですが、いてもたってもいられなくなり採用に応募いたしました。

 

地元で働くことにより実現したい事


水上 広島で孤軍奮闘する原田さんですが、広島で実現したいことやご自身の夢を教えてください。

原田 お客さまとの地理的な距離の近さを活かした活動を行い、それにより長期投資の成功を一人でも多くの人に達成していただくことです。

水上 そのために具体的にどう行動されるのでしょうか?

原田 まずは、長期投資をしたいと思ったときに、すぐにお会いできて相談・手続きできるようにします。私の住まいから近距離であれば、お伺いしてご説明等したいと思います。幸いさわかみ投信は販売手数料で稼ぐような会社ではないため、ノルマ的な営業目標はありません。安心してお問い合わせいただければと思います。

水上 なぜその行動が大切なのでしょうか?

原田 セミナーに参加して、せっかく長期投資をやってみようと思われても、お仕事が忙しく資料請求ができない、または申込手続きが面倒など、途中で挫折される方がかなりいらっしゃることが本当にもったいないと感じていたからです。リモート全盛の昨今ですが、お会いするからこそ生まれるご縁もあると思います。長期投資の開始にあたって、広島の皆さまの背中をそっと後押しできたらと思っています。

水上 その後はどうされるのですか?

原田 次に、お客さまが長期投資の継続に不安になられる前に適宜応対を行いたいと思っています。広島でのセミナー開催希望であれば、私が窓口となり会場等の段取りをし、東京からセミナー講師を呼んで適宜開催したいと思います。同様に会社に問い合わせいただければと思います。

水上 なぜそれが不安の緩和に繋がるのでしょうか?

原田 大きな市場下落を初めて経験されると、負の情報ばかり耳に入り不安になられます。市場下落時の心構えや、不安にならない環境づくりなどを事前に準備しておけば、大きな市場下落後に振り返ったとき、売却ではなく買付しておけばと後悔される方が減るのではないかと思います。下落局面前から長期投資が継続できるような心持ちを保てるように、常日頃から身近にお会いでき安心していただけることが必要ではないかと考えます。

水上 ご縁の窓口での日々の電話応対を、広島で対面で行っていくイメージですね。

原田 そうなんです。
最後に、長期投資により資産形成を成功していただきたいと思っています。仕事や病気、介護、子供のこと等で、人は突然大きな問題に出くわすことがあります。その時お金がないと、選択肢が限定され、場合によっては色々と我慢を強いられ心にゆとりがなくなります。私を含め多くの方はそのような状況下にあるかと思います。もし資産形成ができた人が増えれば、それらの問題も多少は解決でき、その結果、心にゆとりある人が多くなり、相手のことを思いやれる心穏やかで住みやすい環境が生まれると考えます。

水上 その通りですよね。

原田 例えば子育てでの夜泣きをあげれば、寝不足や近所迷惑になるので早く寝かしつけないと、とストレスを抱え精神的に参ってしまいます。その際、たまに日中にでもベビーシッターを雇い気分転換する時間があれば、または同時にそのご近所の方も精神的にゆとりがあれば、自分も一度は通った道だと思い、優しい一言をかけるといった気遣いのある対応ができるのではないかと思います。その様子を見て育った子供はおおらかに育ち、私はあともう少しで老人になるので非常に危惧していますが (笑)、電車乗降時、若者に「遅い」と言われないような、正の循環ができるのではないかと考えます。私個人は人生の途中でいろいろとつまずき、資産形成は道半ばですが、電車の席を競ってしまうほど心にゆとりが必要である私は当然として、一人でも多くの方に長期投資で資産形成を成功していただくことが私の夢ですね。

水上 その夢、私も乗らせてください! 広島で熱いセミナーしましょう!!

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