【第10回】税効果だけではない贈与

あっという間に2月も中旬となりました。年始からこの時期は、お正月休みに資産状況を確認し行動をとる方(投資を始める方や金額を見直す方)が多くいらっしゃいます。弊社でも勉強会参加者や資料請求数は1月が比較的多くなっていますが、皆さまはどのようなスタートダッシュを切りましたか? 「さわかみファンドを利用して何年も経つし今更動くことはなかったよ」という方もいらっしゃるかもしれません。それはそれで何より!…ですがそういう方にも、よろしければ折角の年始に今後のことを一緒に考えてみませんか?

直販部では、年々相続の発生数が増えています。10年前は毎年数十名だったのが今では毎年200名を超えるまでに増えており、今後もこの傾向は続くと思われます。その中で、もったいない現実も起きています。さわかみファンドを受け継いだ相続人がすぐに売却(現金化)するケースが発生しているのです。
相続という手続きでは、被相続人が保有していたさわかみファンドを現金化して相続するのではなく、基本的には相続人の口座に口数を移管するようになっているため、ファンドのまま保有いただくことが可能です。しかし、突然死や死期を間近にしてお金の話ができないケースもあるからか、相続手続きでお電話をいただくと「父がファンドを持っていたようなんですが…」「私、株やったことないんですけど…」という不安な声が聞こえてきます。加えて早く手続きを終わらせなければという気持ちもあるようで、突然保有することになった投資信託について知ろうとする余裕もなく売却される方が大勢いらっしゃいます。


終活という言葉が出始めた時はエンディングノートというツールをよく耳にしましたが、現状どの程度活用されているのでしょうか。遺言等で「さわかみファンドは長く持ち続けること」と遺してくださっているケースもありますが、実情はなかなか難しいところです。確かに、それほど簡単に理解・納得して投資を始められているならば、もっと日本は明るくなっているでしょうから当然といえば当然なのかもしれません。相続人が引き継いだ資金をどのように使うかは自由ではあるものの、将来不安が浸透している現代において、家族がより明るい生活ができるように近づけてあげたいと被相続人が考えるのは自然なことと思います。だからこそ、贈与という方法をここで提案しました。生きている間に、家族に意思を伝えながら引き継ぎつつ、またフォローもできる仕組みだからです。

投資で増えた資金は、ご自身で有意義に使って人生を楽しんでいただきたいと思います。一方、多少余裕がありそうな方や、使い道のひとつにファミリーアセットのような家族へ遺すという方法を模索されるならば、贈与をこの機会に検討してみてはいかがでしょうか。迷われている方はどうぞ弊社ご縁の窓口(03-6706-4789平日8:45~17:30)までご相談ください。

【直販部 中津 圭博】