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 「いつかクルマのトランクにお金いっぱい詰め込んでパパとママを旅行に連れて行ってあげるね!」ウチの娘の口癖である。世間では子供の前でお金の話をすることは良くないという風潮があるが、我が家では娘も交えて毎月家計の家族会議をやっている。よく、オリンピックで金メダルを獲った人が「3歳の頃に親父に無理やり通わされました」という話を耳にするが私も妻も生憎アスリートではない。が、奇遇なことに夫婦ともに運用会社で働いている。お金に関する教育は絶対に必要だと思っているので0歳の頃から夫婦のお金のやり取りを見せている。長期投資の結果、30代には富豪にでもなるかもしれないと今から楽しみにしている…。
 

 まぁ、娘が富豪になることが目的ではないが、3歳になった頃から「お金」について強い興味を持つようになったので、4歳になったのを機にお小遣いをあげることにした。かなり悩んだが、初めてのお小遣いは50円にした。初めてお金を手にした時の狂喜乱舞っぷりはとても表現できないほどであった。きっと、「お金を扱える=お姉さんになった」と認められたことが嬉しかったのだろう。しかし、残念なことに私が子供の頃のように5円や10円で買えるものが近所に売っていない。しょうがないので、娘がお金を使えるようにお菓子を大量に買ってきて、家の中に駄菓子屋さんをオープンさせた。客は娘と妻のみなので会社の副業規定には抵触しないと思うが、週に1日だけの理想の営業形態である。4歳には厳しいかもしれないが、お金の有限性と計画性を教えるために1週間分のおやつは全部、自分のお小遣いからやり繰りさせることにした。

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105kg国太郎の意気揚々と生きよう!
企画部 西島 国太郎


すると、これまで際限なくお菓子を求めていた娘の態度が一変した。「明日食べる分がなくなるから今日はもう我慢する」パパも見習えとの声がどこかから聞こえてきそうだ。そして驚異の一言「パパにも奢ってあげるから選んでいいよ」まさか、4歳の娘にどや顔で奢ってもらうことになるとは…。いつか大きくなった娘と、クルマのトランクにお金をいっぱい詰め込んで旅をする日が待ち遠しい。

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