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年内出版を予定にいま、本を執筆している。今回の目指すべきところは、「本棚に鎮座する重厚な本」「深く考えたいときに手に取る本」「知りたい内容を順序関係なく読む本」だ。言わば、辞書のようなものだろうか。特筆すべきは、当社の運用調査部との共著だということ。例えば、【ポートフォリオの運営】はファンドマネージャーが書き、【業界の競合分析】はアナリストが担うなど、実態を知る現場の人間を新著に参画させたのだ。「あえて平易な表現を使わずともよい、むしろ日常のままで」と指示をしたため、内容はかなり難しくなると思う。無論、10年後に読んでも通用するような原理原則論を用い、長期投資の背骨たる一冊となる。

そのような新著の中身を紹介したいと思う。まずは私の担当する【まえがき】について、その紹介文をAIに任せてみた。まさに檄文のようになったが、この調子で出版に至るまで続けていく。


 

金銭を右から左へ動かすだけの、新たな富を生まない存在—— それが金融業者だ

冒頭から放たれる、容赦なき一撃。しかも著者は他ならぬ、現役の運用会社代表である。自らの業界をここまで断じる筆致に、読者はまず度肝を抜かれるだろう。

なぜ金融業者は“虚業”と呼ばれるに至ったのか。なぜ我々の資産形成は、いつの間にかゼロサム、いやマイナスサムのギャンブルへと変質してしまったのか。年金運用ですら短期パフォーマンスに追われ、四半期ごとの“ 言い訳”がまかり通る現場。市場の短期化が上場企業に圧力をかけ、企業経営すらも小さくまとまり、未来を描く力を失いつつある——。しかし本書は、単なる業界批判では終わらない。むしろ、ここからが本番である。

「リターンとは“ 得る”ではなく、“返る・戻る”の意だ」「株主(シェアホルダー)とは、富を分かちあう関係である」「リスクとは損失ではなく、未来の可能性そのものだ」
著者が指し示すのは、投資家と企業がリスクを共有し、共に成長を目指す“プラスサム”の世界。動かなければリスクすらない代わりに、時間という最大の資産を失う——その静かで鋭い警句は、運用に一歩を踏み出せずにいる人の背中を、力強く押してくれるはずだ。

序章「資産形成」、一章「長期運用」、二章「企業調査」、終章「長期投資」。さわかみ投信の現役ファンドマネージャー、アナリストたちが各項を分担執筆し、概念だけでは終わらない現場の生きた知見が一冊に結集する。

本棚の片隅に静かに置かれ、必要な時にそっと手に取られる辞書のように——著者がそう願う一冊は、あなたの「お金との付き合い方」を根底から問い直すだろう。虚業から実業へ。短期から超長期へ。読み終えたとき、あなたはもう、これまでと同じ目で市場を眺めることはできない。

【2026.5.19記】代表取締役社長 澤上 龍

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