
静岡県の伝統工芸品「みくりや染織」の藍染職人、小林真子と申します。
職人とは無縁の家庭で育ちましたが、親の仕事の関係で全国各地に住み、地域による文化や伝統に興味を持つようになりました。また、絵や工作など「つくること」が大好きな女の子でした。ある時、“日本の伝統”を「つくること」で受け継ぐ職人の存在を知り、憧れを抱くようになりました。ですが、職人は食べていくのが厳しい世界。何不自由なく育ててもらった私には無理だと、憧れに蓋をしました。
結局、大学では電気電子工学を学び、卒業後は電気技術者として働いていました。しかし、周囲に同じ技術者がたくさんいる中で、「後継者不足」という言葉が引っかかるようになりました。
「このままでは何百年と続いてきた伝統が、私が生きている間に途絶えてしまう。職人への想いがある私だからこそ、動くべきではないか…。」
そんな中、「みくりや染織」と出会いました。化学薬品を使わず、人にも自然にも優しい藍染の美しさ、そして師匠の温かいお人柄に心を動かされ、弟子入りを志願。会社員と修行を両立した後、退職して本格的に職人の道へ進みました。
弟子入りして、より後継者不足の深刻さを実感しました。職人は修行期間が長く、収入も決して恵まれているとは言えず、技術を身につけても将来稼げる保証がない。実際私自身、バイトをしながら修行をしています。そのような現状が、職人を志す人が減り続ける大きな要因になっています。

私の夢は、「職人は“夢がある”」と証明することです。
ここでいう「夢がある」とは、言葉を選ばずに申し上げれば、「稼げる」ということです。私一人で工芸業界全体を変えることはできません。しかし、私自身が「職人として稼げる」モデルケースになることで、職人になりたい誰かの背中を押すことはできると思います。
そのため現在は、腕を磨くだけでなく、SNS(Instagramやnoteなど)を使った情報発信にも力を入れています。また、工芸品を気軽に日常やファッションに取り入れる楽しさを知ってもらいたいという願いから、藍染工房と宿泊を掛け合わせた体験型宿泊施設の開業を目指しています。この場所を拠点に、世界も視野に挑戦を続けていきます。
そんな中で出会ったのが、このプロジェクトでした。
「夢」という言葉を見た瞬間、「これは応募するしかない」と感じました。
大変ありがたいことに、誰かの夢を全力で応援してくださるさわかみ投信様に私の想いを見つけていただき、さらに私が染めた藍染ジャケットを皆様にご着用いただきながら、直接その魅力を発信していただける機会までいただきました。このプロジェクトに関わってくださる皆様に、心より感謝申し上げます。
温かいご支援を力に変え、職人という職業の価値を再定義し、次の世代が「職人になりたい」と思える世の中をつくるため、これからも挑戦を続けてまいります。

小林 真子
静岡県の伝統工芸品「みくりや染織」の藍染職人。異業種から転身し、職人を志す誰かの背中を押すため、「職人は“夢がある”」と証明することを決意。技術を磨きながらSNSで発信を続け、「職人として稼げる」モデルケースを目指して挑戦している。

夢応援者へのエール、夢プロジェクトに関する
お声をお待ちしています!


応援投資が広がり循環していくことで
よりよい未来が築かれていく。
そして誰もが
よりよく自分らしく生きていける。
そのような未来の実現を目指して、
このプロジェクトが始まりました。







