セミナーQA集 『自立して堂々と生きていこう』
SEMINAR QA
銀行などの金融機関になぜ投資しないのでしょうか?
- #投資運用
- #商品性格
回答者による回答
金利の引き上げによって銀行株が好反応を示していますが、ここから更に金利が上がる場合、銀行自体の財務悪化を懸念しないといけません。銀行のビジネスモデルは、私たち預金者からお金を借り、住宅ローンや国債購入などにあてて利ザヤを稼ぐものです。そんな住宅ローンは大半が変動金利で、金利が上昇してくると返済不能も出るかもしれません。少なからず、国民の生活に悪影響が出ます。また国債は金利が上がると価格が下がる性質を持ちますので、それらを総合的に考えると、金利の上昇は銀行の資産を毀損させ、私たち預金者への返済(預金引き出し)にも影響が出かねないのです。昔の不良債権問題ではないのですが、実際、数年前に米国で3行が破綻した事例もあります。ペイオフがあるから…と甘いことを言っていられないほどのインパクトがあるかもしれません。したがって足元の反応だけでなく、将来のリスクを考慮すれば、いま銀行に投資など怖くてできないのです。もし仮に、10年後の将来に向けて革新的な経営をする銀行(金融機関)があればその限りではないのですが、今、なかなか投資をしたいと思う銀行を見つけるのは難しい状況です。なお、よく誤解される「ウチの創業者が銀行が嫌いだから」といった不思議な理由にて投資をしていない、ということはございません…。
金融機関だから投資しないというわけではもちろんありません。重要なのは「私たちに夢や希望を見せてくれる企業かどうか」です。私たちが銀行などに投資をしないのは、これらの企業が金利で左右される部分が大きいためです。もし金融機関でも企業独自の努力で他社にはできないような強みが生まれる場合には、喜んで投資をします。
金融業のメインビジネスは融資です。お金を融通するという意味では社会的意義があるのですが、金融業そのもの自体の付加価値の進化がなかなか見えづらいと私たちは考えております。それよりも半導体などものづくり産業の付加価値の進化の方が見えやすいですし、価値としてきちんと捉えることができると考えています。ただ、投資する可能性はなくはないので、引き続きウォッチをしていきます。
世の中を面白くすることに貢献していないからです。金融機関はお金を回すことで世の中に貢献することだと思います。銀行を見ていただくとどうでしょうか? 預金のお金で国債を買うことで利鞘を稼ぐことで収益を上げているように見えます。世の中への画期的なサービスを生み出すことができれば検討に上がることがありますが、現状では投資する理由がありません。
銀行の収益の中身をご覧になったことはありますか。比較的多くが国債です。歴史を遡って原点に帰れば、銀行というビジネスモデルの本来的な姿は、将来性のある事業を見つけリスクを取って投資しリターンを回収するということ。その目利きとしての機能が、バンカーとしての本領発揮だったはずです。リスクを取らずに国債ばかり買い込んでいる今の姿は、投資先として期待できるビジネスなのかという視点で私たちは見ています。銀行だから投資しないのではなく、魅力があまり感じられないからというところです。
企業に投資する前に、私たちは企業の資産をよく調べて本当の価値を見つけます。それは株価と違うことがあります。金融機関の問題は、貸借対照表の詳しい内容を理解するのが難しいことです。だから、投資対象には現状なりづらいのです。
絶対に銀行に投資しないというわけではないですが、現状、魅力的なビジネスモデルをしている企業がないというだけです。
かつて投資をしたこともあるため、投資をしないわけではありません。ただ、銀行は皆さまが預けたお金の多くは国債に投資されているため、銀行株に投資するということは、間接的に国債に投資をしているようなものだからです。積極的に間接金融の役割をしていただけるのであれば考えます。