セミナーQA集 『自立して堂々と生きていこう』

SEMINAR QA

日本の人口が減っていくのは、気にしなくていいですか?

2022.05.02 —
50代女性
4件のコメント
  • #景気経済

回答者による回答

人口減少の直接的な影響もそうですが、国としての不安が募り、希望が失われていくことが非常に気になります。だからこそ、自分にできることを探していきたいです。多くの子どもたちが豊かに暮らせる未来を残すことは、今の大人の責任です。一緒に行動しましょう!

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とてもいい質問です。人口動態は長期運用を考える上で大切なトレンドですので気にする必要があります。ただそのように言うと、日本の人口が減って日本経済が伸びないから海外への投資が必要だと思われる方が多いのですが、そんなことはありません。まず、現状把握として、日本は人口減少の中でさらに少子化と高齢化が同時に進んでいます。日本はこの課題を世界で一番早く迎えていて、今後ヨーロッパやアジアでも同じ課題を抱えることになります。そうなると、この課題を乗り越える方法をうまくビジネス化できれば、日本社会だけでなく将来世界各国でも求められて価値が高まる企業となるでしょう。課題先進国はメリットもあるのです。こういった企業を丁寧に調査して投資しておけば、日本企業でも十分財産づくりになります。一方人口動態でいうと、世界の人口は急増していることも注目すべき点です。人類誕生後何十万年と長い期間を経て1950年時点で世界人口は25億人程度だったのに、その後70年で50億人以上も増加しました。2050年には100億人を突破する予想が出ています。そうなると、世界全体でいろいろな課題が見えてくると思います。既に多くの企業が数十年前から課題に取り組んでいますので、新聞やインターネット等で探してみてください!

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人口の減少=消費者の減少であり、消費が減ることを意味し、日本の経済活動にとってはマイナスであるため、一企業人としては当然気になっています。一方、日本に生きる一市民の立場からすると、そういった状況を打破するためにどう考え、どう行動したらよいのだろうかと日々自問しています。過去においては、人口の増加が食糧不足などの社会問題を引き起こすこともあったはずであり、必ずしも人口の減少が悪ではないはずです。人口の減少が悪だと思いがちになるのは、過去の日本のスピード感を持った経済成長のイメージを引きずってしまい、ついつい同じような経済成長が再来することを期待してしまう自分がどこかにいるということに私は最近気づきました。日本は既に成長しきって大人になっており、背はもう伸びないのかもしれません。体がもう大きく成長しないのであれば、心を成熟させ風格・威厳がありつつ、しなやかに生きる大人になっていきたいものです。経済的な成長だけでなく、大切な何かを意識し行動する人たちが増えていけば、人口の増減に一喜一憂することのない、おもしろい世の中に一歩近づいていくのではないかと思っています。

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日本の人口が減ることは、人口が増加していったときにつくり上げた社会システムや経済構造に変化を迫ります。一例が公的年金の支給額の抑制や水道料金のような社会インフラ利用料金の値上げにつながります。当然、日本国内の需要のみに依存した企業の業績は頭打ちになることが予想されます。一方、目を世界に向けると毎年約20万人の人口増加がすすんでいます。さわかみファンドに組入れられているのは、日本のみならず世界中の生活者に必要とされる財・サービスを供給している、地に足が着いている企業です。したがって、世界の人口増加に伴い増加する需要や成長を取込むことができる企業なのです。さわかみファンドを持ってもらえれば大丈夫です。安心してください。

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大いに気にしましょう。例えば年金。この制度ができたのは、人が65歳くらいで亡くなられていた頃です。それが今や人生100年時代です。22歳から65歳まで働いても人生の半分も働いていないことになります。これで後は国に何とかしてくださいと言ったところで無理がありますし、働き続けるにも限界があります。しかし我々は同時に世界の一員でもあります。世界の人口は増え、人はこれから豊かになりたいと思っているところです。その成長のために種を撒き果実を得る仕掛けを抜かりなく用意しておくことが肝要です。今から準備しておく人と、しない人とでは将来大きな差が生まれることでしょう。

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日本の人口減少は将来にかけて、大きな影を落としていくでしょう。将来のことは関係ないと無関心を装うことは簡単です。一方で少しでも気にして、自分にできることは何かないかを思考し、行動することによって、考えもしないリターンが得られるかもしれません。大きな迷路のようなマーケットでは、些細な情報が時に道標になることがあります。道標をつくるためには、関心のないテーマにも目を向け、常に情報を収集しなければなりません。これはマーケットに限った話ではなく、日常生活にも当てはまると考えています。関心を向けることで直ぐ何かが変わるわけではありませんが、学ぶための時間と労力は、将来違うかたちでリターンとして返ってくるのではないでしょうか。

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