セミナーQA集 『自立して堂々と生きていこう』

SEMINAR QA

さわかみファンドはこの10年というものの、運用成績が良いとは言えません。理由は暴落時の買いに備えて現金比率を高めていたためだと思うのですが、反省点はありますか?

2021.07.01 —
50代 男性
2件のコメント
  • #投資運用
  • #商品性格
  • #景気経済

回答者による回答

以前から申し上げているように、相場が一方向に動くときはインデックスファンドが有利になりがちです。もちろん、組入企業を頻繁に入れ替えて超過リターンを狙うのも不可能ではありませんが、それは私たちの掲げる長期投資とは別物です。また過去20年超のさわかみファンドをご覧いただければわかる通り、その価値を大きく示すのは相場が大きく動くときです。本質的価値が成長する企業と共に、相場の荒波を乗り越えてこそ真の結果につながると信じています。波乱含みの近未来に、長期投資の真骨頂が発揮されるはずです。言い訳に聞こえるかもしれませんが、長期投資・長期運用は常に先を見据えどっしりと動くこと。さわかみファンドは必ず「続けててよかった」と皆さまに思っていただける結果をお見せしますのでご期待ください。

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仰るとおり、ここ10年の上昇相場の中では、現金比率を下げて株式に投資した方が高リターンになりました。私たちは、当然ながら将来起きること全てを的中できるわけではありません。例え将来への見通しに自信があったとしても、確証が得られない中で突き進むのは、想定外の事態の発生に対してノーガードということになってしまいます。現金比率には、それぞれのファンドの考え方が顕著に現れます。さわかみファンドは超長期での運用を目指しているファンドなので、将来のシナリオがどちらに転んでも生き残るよう運用しています。当然、より多くを株式に投資する“攻め”は重要ですが、資産を保全する“守り”も、さわかみファンドにとって同じくらい大切なことだと考えています。

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反省というよりは、これまでの経験を踏まえ、次の選択の機会でどのように行動すべきか常に問い続けています。未来のことは誰にも分りません。私たちはそのような不確実な未来に対し、投資哲学を貫き、その時々において最善と考える投資行動をとります。ご指摘の点は結果としてはその通りかもしれません。しかしながら、長期投資は目先の運用成績を追うために、ただただ儲かりそうだという短絡的な理由でお客様の大切なお金を博打的に投ずるような投機的な行動はいたしません。より多くのファンド仲間の皆さまに、より安心していただき、より長期で大切な資産の運用を託していただくにはこの運用哲学を曲げるわけにはまいりません。お客さまが期待されている運用成績に至っていないことについては忸怩たる思いですが、さわかみ投信の投資方針を今一度ご理解いただきお付き合いいただけると幸いでございます。

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さわかみファンドは非常事態でも換金できるよう大型株の組み入れの比率が多くなっております。目先のパフォーマンスより何があっても、お客様の資産の保全ができるポートフォリオを意識しておりますので反省点はありません。有事にさわかみファンドの優位性がわかると思います。

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