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さわかみファンドは株式、債券、不動産に分散投資しないのは何故ですか?

2022.05.02 —
60代男性
2件のコメント
  • #投資運用
  • #商品性格

回答者による回答

さわかみファンドと一般的な運用とは根本的な違いがあります。それは第一に、さわかみファンドが物価等を上回るような実質的な収益を目指すのに対し、一般的には減らさない運用を心掛けるからです。分散の最大の目的はリスクを抑えること、騰がるものと下がるものを同時に持つことで大きな得もなければ損もないというスタンスです。皆さまの資産づくりをお手伝いするさわかみファンドは、市場平均に買った・負けたは無意味で着実にお預かりする資産を増やすことが求められます。したがって、増える可能性のある場所に大事なお金を集中して置く、それが今は株式だということです。いずれの金利上昇局面では、徐々に資産の置き場所を債券に切り替えることになります。そして第二に、私たちは株式こそが投資の王様だと考えるからです。株式とはつまり企業、人です。人の意志や未来への可能性を支え応援する行為こそ本来の投資です。誤解を恐れずに言うと、投資は株式が主で、それ以外は“次の株式投資までの一時避難”のようなイメージでしょうか。

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これまで債券や不動産に投資するタイミングがなかったからです。一般的には保有資産を3つに分けてリスク分散しましょうと言われますよね。当社では時間で分散するという考え方を持っています。不景気から好景気の間は株式に集中投資し、景気が加熱して債券金利で十分リターンが得られるタイミングがきた場合には、次の暴落に備えて株式の多くを売却して債券に切り替えるという方針です。ファンドの運用を始めてから21年間ほぼゼロ金利状態でしたので、当社が考える債券投資のタイミングがありませんでした。また、不動産投資は、売買の価格差を取るよりも企業価値の高まりに投資した方が財産づくりに貢献でき、またファンド仲間が企業に関心を持つことがよりよい社会づくりに繋がると考えているため、直接的な投資対象としては難しいと思っています。

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